想像と現実の狭間で打ちひしがれ、喜ぶ初学者
華々しいレジンデビューと思いきや
先日、レジン制作を始めたことをご報告した(参考記事:「生まれて初めてのレジンに挑戦した|沙奈はさんずい」)
処女作が思いの外うまくいき、喜んだ。
…のも束の間、諸先輩方の作品を各SNSで目の当たりにし、絶望した。
どの業界にも、上には上がいるのだ。
安物買いで銭を失う軽量人生
さっそく本題とはずれた話をする。
筆者がレジンを選んだ動機と、失敗と呼べる出来事の話だ。
筆者の場合、作りたいものをイメージし、レジンを選択するに至った。
しかし、レジン作品を検索すればするほど、他の選択肢が見つかる。
例えば、プラ板。
プラ板とは、「プラスチック製の板」の略で、アクセサリー・チャーム等の作成に使用するのは「延伸ポリスチレン」。
元の形状を薄くのばし、シート状にしてあるものを熱することで、元のサイズに戻るのが大きな特徴で、表面に好きなアートを施して楽しむものだ。
作りたいものを明確にイメージしているが、その材質や作業の難易度にまで気が回らなかったのは、筆者最大の落ち度であり、失敗とも言える。
ただ、筆者の人生はこんなことばかり。
「思い立ったが吉日」の見切り発車人生で、一般の人では起こさないトラブルを生じさせては、結局、びりっけつを歩くのである。
そして、こうした出来事に恥じらいを感じていられるほどの知性を持たず、今日も明日もまた、新たな物事に関心が移ろうので、何度も同じ失敗を繰り返しては、道中あちこち、小銭を落とし続ける身軽な人生なのである。
はじめてのプラ板
話を戻そう。
レジン以外ないと猛進した筆者は、思いがけず知ることとなった「プラ板」に挑戦することにした。
プラ板はどこに売っているのかと調べた結果、なんと、100均にあるらしい。
これまでに何度となく足を運んできた店舗内に、まだ知らぬアイテムが山ほど潜んでいる事実に震えながら訪れた。
目的のプラ板は、工作コーナーにあった。
筆者が最近ようやく知ったアイテムだというのに、当該コーナーには続々と親子連れがやってきては、わいわい賑やかに選んで去って行った。
親御さんはさておき、自分の人生の半分以下しか生きていないあの子は、筆者の知らないアイテムを知っている。この事実に劣等感が首をもたげそうになったので、クリアと白色、黒色を1点ずつ脇に抱え、とっとと会計を済ませて店を後にした。
こちらが焼いたものです
作業に必死になり、各工程は全く記録しなかったので、いきなり完成から。
その名を口にするのが憚られるレベルで凄惨な出来映えとなってしまったことを猛省している。
敗因
このような酷い完成に至った原因はいくつも考えられるが、まとめると下記の通りである。
取説を一切読まなかった
加熱前のプラ板に着色しなかった(本品は全て、加熱後にレジン・パーツにて着色)
余熱せず、いきなり加熱した
加熱後、すぐに圧縮しなかった
具体的な要因を挙げるとキリがないので、端的に言えば、「取説を読まなかったこと」が全ての要因だろう(皆さんは使用前に目を通しましょう)
まとめ
この約1週間の間に、ジェルネイル(セルフ)、レジン、プラ板、占いと新しいことに一気にトライしてきたが、思いも寄らないことの連続で、あっという間に時間が過ぎていく。とても楽しい。
公私問わず、慣れてしまうとこんなに右往左往することもないし、フランクに言えば「手の抜き方」を覚えるので、あまり疲弊することもなくなる。
と考えると、何事もはじめてすぐが最も楽しい(し、疲れる)といっても過言ではなかろう。
色んなことを試し、失敗を重ねながら、最適解を見つけていこうと思う。
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