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AWS CLFという謎資格に合格したので、勉強方法など

 AWS CLFに739/1000(700点以上で合格)で合格したので、勉強方法やおすすめの教材など勉強に役立ちそうなことを書いてみます。

著者プロフィール

 私がCLFの勉強を始める前にIT技術に関してどのくらいの知識を持っていたのかということが分かっていた方がどのレベルから学習を開始したのかが分かりやすく、同じレベル感の方が参考にしやすいと思うので、簡単にまとめておきます。

・今年の4月にIT企業にエンジニア枠で新卒入社しました。
・私立文系大学を卒業、業務経験はありません。
・ITに関する資格はG検定と基本情報技術者を持っています。持っていますが、あんまり内容は覚えてません。
・プログラミングの経験は少しだけあって、コードは書けないけど、コードを見ればなんとなく何をしているかはわかります。
・クラウドについて、フワッとしたイメージは持っていましたが、AWSのサービスについてはほとんど知りませんでした。

AWS CLFとは?

AWSとは

Amazon Web Services(アマゾン ウェブ サービス、略称:AWS)とは、Amazon Web Services, Inc. により提供されるクラウドコンピューティングサービスである。

Wikipedia

 というわけです。(わかるかぁ!)
 それでは、クラウドコンピューティングとは何でしょうか。
 クラウドコンピューティングとは、インターネットなどのネットワーク経由でユーザにサービスを提供する形態のことです。「サービス」には、ソフトウェア(SaaS)、開発環境(PaaS)、サーバー(IaaS)が含まれます。
 例えば、AWSのEC2というサービスでは、AWSの所有するサーバー内に自分が利用するサーバーを作成することができます。
 EC2を利用することによって、利用者は物理サーバーを管理する必要がなくなり、開発コストを削減することができます。また、EC2では自動的にスケーリングが行われるため、サーバーにアクセスが集中した時に、サーバーのキャパシティを増やして、サーバーダウンを回避することができます。
 自分でサーバーを管理するより多くのメリットが得られるため、現在多くの日本企業では物理サーバーからクラウドへの移行が行われています。そのため、クラウドを扱えるエンジニアの需要は高まってきています。

AWS資格とは

 AWS資格は、ITパスポートや基本情報技術者のようにIT技術全般に関する知識を問う試験ではなく、あくまでAWSサービスに関する知識を問う試験です。
 とはいえ、AWSのサービスには色々なものがあるため、その用途に合わせて10の資格があります。

AWS資格一覧

 レベルとしては大きくFOUNDATIONAL、ASSOCIATE、PROFESSIONAL、SPECIALTYの4つがあります。
 レベルが高くなるほど、分野が狭くなり、問われる知識が深くなっていきます。
 IPAの資格で例えると、FOUNDATIONALはITパスポート、ASSOCIATEは基本情報技術者、PROFESSIONALは応用情報技術者、SPECIALTYは高度情報処理技術者といったところでしょうか。
 つまり、今回受けたAWS CLF(クラウドプラクティショナー)はAWS資格の中で最も簡単な資格なわけです!

私の勉強方法

合格までに要した勉強時間:26時間
勉強期間:2週間
→1日1-2時間程度勉強していました!

①『徹底攻略 AWS認定 クラウドプラクティショナー教科書』を読む(15時間くらい)

 AWSについてほとんど知識がなかったので、クラウドプラクティショナーの対策本の中で比較的評価が高く、自分に合っていそうな『徹底攻略』を採用しました。
 2色刷りでシンプルである点、AWS用語について説明する前に基本的なIT用語についての説明がある点、適切な量の演習問題が掲載されている点が具体的な選定理由だと思います。
 これを2周しました。1周目は理解のために、2周目は暗記のために読みました。
 2周目は覚えるべき単語を基本情報の勉強でも使った「reminDO」というアプリを用いて暗記していました。

②Udemyの過去問題集(11時間くらい)

 はい、出ました!
 AWS資格対策に関する全てのテックブログでおすすめされているUdemyの模擬問題集です。
 評価が高いだけあって、良問揃いです。計6回分(1回65問)の模擬試験が収録されており、基礎レベル2回分、応用レベル4回分から成ります。
 問題集に取り掛かった段階で、試験まで1週間を切っていたので、基礎レベルの模擬試験2回分を2-3周しました。(応用レベルもちょっとだけやりました。)
 この問題集のコメント欄に「本試験はこの問題集の基礎レベルと応用レベルの間くらいの難易度」というコメントがあったので、これを信じて基礎レベルを反復しました。
 『徹底攻略』の理解が甘かったようで、基礎レベルの問題の解説ですら「???」となることがあったので、適宜AWSが出しているCLFの対策動画を見て知識を補いました。これがめちゃくちゃ分かりやすくて、最初からこれでインプットすれば良かったかも!と思いました。

本試験について

 本試験は自宅、もしくはテストセンターでいつでも受験することができます。
 自宅受験は周りに物がない環境で受験しなければならず、自室が汚い私は泣く泣くテストセンターで受けることに…

デスク周りの風景

 部屋の綺麗さに自信のある方は自宅で、自信のない方はテストセンターで受けるようにしましょう!💪
 さて、肝心の試験の難易度についてですが…詳しくは言えません!AWS側から試験の内容に関して公表することを禁じられているからです!
 勉強時間だけ見ると、ITパスポートよりは簡単だと思います!頑張ってください^ - ^

理想の勉強方法

 もう1度AWS CLFを受験する機会があるとしたら、以下の手順で勉強すると思います。

(1)AWS Skill BuilderでCLF対策動画の視聴&暗記

(2)Udemy問題集基礎レベル周回、余裕があれば応用レベルも

(1)AWS Skill Builder
 IT初学者の場合は、一般に分かりやすいと評価されているAWS CLFの参考書を読んでも消化不良で終わってしまうと思います。また、教材によっても網羅性にばらつきがあります。
 一方で、公式のトレーニング動画ではAWSのそれぞれのサービスについて感覚的に分かりやすく教えてくれます。網羅性についてもAWSが出しているだけあって、申し分ありません。
 動画を見た後は、情報を整理して暗記しましょう。

(2)Udemy問題集
 基礎固めが出来たら、Udemyの模擬問題集に取り組みましょう。
 前述しましたが、一般に本試験の難易度は基礎レベルと応用レベルの間と言われています。そのため、まずは基礎レベルを9割取れるくらいに仕上げて、余裕があれば応用レベルをやるようにしましょう。

今後の目標

 やっぱりクラウドプラクティショナーの知識が抜ける前に上位資格であるソリューションアソシエイトアーキテクトに合格したいですね。
 夏前までに!頑張ります!皆さんも資格取得頑張りましょう💪

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