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第8回放送「図工の専門家に聞いてみた①」をまとめてみた!🎨

こんにちは🌤ボケットです!

2020年も12月に入り、寒さも増してきました🥶
3期制のところは、評価に追われている最中でしょうか??
みなさん、くれぐれも体調管理にはお気をつけください🙌

さて、今回は第8回放送の「図工の専門家に聞いてみた①」(2020/7/12)をまとめてみました!

この回からラジオ動画に初めてゲストが登場します!!

今回のゲストは…
図工の専門家:ティーさん(お茶好き)です👏✨

パーソナリティーのお二人がティーさんに質問をして、図工の魅力について迫っていきます。
「一人ひとりの発想や思考を促す図工授業の在り方」について迫っていきますよー。

では、早速、ご覧ください↓↓↓

⑴図工の魅力 ー0から1を創り出し、他人と違っていいー

みなさんは、図工の授業をどのように組んでいますか??

図工って、なかなか、「本腰を入れて研究しよう!」って思いづらいですよね…。

校内研究も国語や算数である場合が多いですし、どこかの学校公開へ行く時も、主要教科と呼ばれるものを見る機会が、ついつい多くなってしまう…。

自分で教材研究する時も、図工の教材研究は「研究」なのか、それとも「準備」をしているだけなのか…。

僕は「研究」ではなく、「準備」だけしてしまっていますね…😅

ということで、「図工について、何も知らないのでは汗」と気づいたボケットです💦

図工は、ついつい「ただやらせてしまう」になりがちですが、そもそも、図工の魅力とはどのようなところにあるのでしょう??

そのことについて、ラジオ動画の中でティーさんが語ってくれています💡

ティーさん、曰く、図工の魅力とは…

「0から1を創り出していくこと。そして、創り出されるものが『他人と違っていい』ということ🎨」

だそうです💡

まさに、金子みすゞ!!名言が飛び出しました!!
(てか、この「僕創・スッチー」ラジオは、毎回、結構、名言が飛び出ているような気がするんですけど…)

0から1を創り出せる教科って、図工が一番顕著ですよね✨
そして、それが「他人と違っていい」🕊

その通りだと思います。図工をシンプルに考えたら、それだけでいい👍


でも、なぜか、実践がそうならない。なぜ、だろう?


みなさんは、図工の授業中に、作品の出来映えやコンクールのこと、気にしたりすることありますか??

図工の授業中に、「これ、飾るんだよな…。いろんな人が見に来たら…」
とか、思うことありますよね…。

でも、本来、図工はそういう教科ではない!!

子どもたちの自由な表現や自由な発想がちゃんと保障されなければ🙌✨

ティーさんの言葉を聞いて、そういう原点に立ち返らなければいけないな、と思いました😌

⑵図工授業のイメージ ー子どもの周辺に「拠り所」を置くー

では、図工の時間が、そのようなものになるためには、どうしたらよいのでしょうか??

みなさんは、図工の学習活動を始める際、どのようにしていますか??

一般的には、
・作業工程を説明して、作品例を提示したりして…。
・また、教科書に載ってるような「すごい作品例」を見せて、「わぁーすごい!!」「自分もやってみよう!」って、思わせて、そこから、学習活動に入る。
etc…

みたいな感じが多いかと思います。

図にするとこんな感じかな…。ボケットが作成してみました!

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でも、これだと「0から1を創り、他の人と違っていいんだよ」って感じが子どもたちに伝わるのかな…。

作品例を見せた瞬間、それが子どもたちのゴールになってしまうことって、よくありますよね??
作品例と似たような作品が作られてしまうような…。

でも、全く何も提示しないと、イメージが苦手な子にとっては、どうやって作品を作り上げていったらよいのか、わからないだろうし…😖


では、ティーさんは、図工の授業をどのようにイメージしているのでしょうか??


ティーさんは、まず、図工の学習活動について、
子どもの周囲にあるものを、「拠り所」という言葉を使って、説明してくれています💡

ティーさんの考えによると、
「拠り所」: ①材料、②試作(作品例)材料、③テーマというように考えているみたいです😌

子どもが作品を創り出していく時に必要な拠り所とするものですね🌱

ティーさんの考える図工の「拠り所」を図にすると、以下のようになると考えられます↓こちらもボケット作成。

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子どもが何かを創り出していく時には、
・「材料」を拠り所にしたり、
・「試作(作品例)」を拠り所にしたり、
・「テーマ」を拠り所にしたり、

しますよね💡

これを教師が子どもに「指し示す」という意味ではなく、「子どもの周囲に配置しておく」という意味と受け取って、ボケットがこのような図を作成してみました。

そして、ティーさん曰く、「0から1を創り出していく」際には、
教師が対話を通して、この「拠り所」と子どもの橋渡しをしてあげることが必要😌だそうです。

図にすると、きっとこのようなイメージになると考えられます↓(ボケット作成)

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図のように、それぞれの「拠り所」へ、教師が子どもとのやりとり(対話)を通じて、橋渡しをしてあげることにより、

・「あ、これもできる😃!」
・「そんなことも考えられるか😲」
・「なるほど。この方法もある😆!」

などと、子どもに気づかせていく💡

やりとり(対話)を通じて、多様に視点を与えられた子どもは、
「じゃあ、こんなことできそうだな…🙃」と、きっと思いますよね!!

ティーさんはこういったサイクルを図工の授業の中に、創り出していきたいそうです☘

なるほど😃このようなイメージで図工の授業を展開すればいいんだな…🤔

⑶学習活動中のアプローチ -「拠り所」を基にした「やりとり」-

では、少し、授業の具体的な場面について想定していきましょう。

まず、授業はじめに行う「学習活動の提示」についてですが、ティーさん曰く、

それぞれの「拠り所」の提示については、
・低学年なら「ジャジャーン!!」という提示から、「あー、やってみたい!!😆✨」と思わせることもあるだろうし、

・高学年なら「これから何ができるんだろ?🤔」と考えさせる「スッ」とした提示もアリだろう

と仰っています🌱

つまり、学習活動(拠り所)の「提示の仕方」については、年齢や発達段階に応じてバリエーションがあってよいということと思います。


しかし、より重要なのはその先で、ティーさんは、
学習活動提示後の「やりとりについては、どの学年も共通」と仰っています🍃

つまり、学習活動中の「やりとり(対話)」って、どの学年でも実は、考え方ややり方は同じで、そのコツさえ掴めば!みたいな、感じかと思います😌


ちなみに、みなさんは、学習活動提示の授業プランをどう考えていますか??


ティーさんが主張したいのは、おそらくここで、
活動中の子どもたちとのやりとりを「拠り所」を基にすることで、「発想や思考を引き出していく🕊」(by ティーさん)

これがないと、「図工の授業として深まらないんじゃないか?」ということを仰りたいのではないかと思います💡


特に、図工の教材研究を「準備」としてだけやってしまっている僕は、授業プランを最初の活動の提示場面でしか、具体的にイメージしていない…💦

例えば、図工の授業を「冒頭」部分しかイメージしていなかったら…
もともと「発想や思考が苦手な子」にとっては、それ以降はどうするの?となる😅

やりがちなのは、「活動が行き詰まってる子にはアドバイスをする」だけど、それは本当に、「0から1を創る図工の楽しさ」を伝えることができるものになっているの?

こういった、自分の指導の弱点が見えてきました…。

だからか!自分の図工の授業が「元々、図工が得意な子」に頼ってしまいがちになるのは…💧

それじゃ、「図工の授業」として、意味を成してないですよね汗。


でも、学習活動提示後の具体的な授業イメージって、どう持てばいいんだろう??

このことについて、ティーさんは、次のように語ってくれています💡

「図工の中には『拠り所』になる部分がたくさんある。そして、その子にとっての『拠り所」は一人ひとり違う。その子は何から進み出せるか?それを一人ひとりの『やりとり』から見つけていく🎨」


名言!!また、名言が飛び出しました!!

図にすると、先に挙げた図になると思いますが、重要そうなので、もう一度挙げておきます!

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つまり、図工の中には、①材料、②試作(作品例)、③テーマのような
子どもの発想や思考を広げるような「拠り所」は、実は、たくさん隠されている!!

そして、その観点を基に、子どもとやりとりしてみればいい!!

「引っかかるポイント」は、一人ひとり違うだろうから、それを子どもと一緒に探ってみたら!?

ということだと思います💡

例えば、
・「材料」で引っかかる子もいれば、
・「試作(作品例)」で引っかかる子もいれば、
・「テーマ」で引っかかる子もいれば、
・それらの関連性の中で引っかかる子もいる!


ということは、活動に行き詰まった子がいたら…
・「材料」に目を向けさせるようなやりとりをしてみる
・「試作(作品例)」に目を向けさせるようなやりとりをしてみる
・「テーマ」に目を向けさせるようなやりとりをしてみる

そうしたら、その子が「あ、こんなことやってみようかな😃💡」と閃くかもしれない。


先に書いたように、活動に行き詰まった子がいたら、普通、
「ここをこうしてみたらいいんじゃない?」とか一方的に言いがちなんですけど、

その先に待っているのは…
子どもの作品と言えるかどうかわからない作品💧

それって、子どもが自分自身で満足いく作品になっていないですよね。
でも、子どもの主体性を尊重するからと言って、放っておくのも、それは「授業」ではない。


子ども自身が納得して、満足いく作品を仕上げるために、
子どもの発想や思考を「拠り所」を基に、刺激していく!!(by ティーさん)


いや〜。いいお話でした〜🙌図工について、こんなに考えたことはなかったな~。
今度の授業では、ちょっと「拠り所」を意識してみようかな😆
勉強になりました📖ありがとうございました😇✨


以上、今回はティーさんの図工シリーズ、
「図工の専門家に聞いてみた①」のまとめでした!

いかがだったでしょうか??

なかなか、深く学ぶことのない「図工の魅力」とその「授業の在り方」について、僕も学ぶことができました!!

次回からは、もっと具体的な授業実践の話に入っていきますよ〜✨
ティーさんは具体的にどのような授業実践をしているのでしょうか??

お楽しみに❄️

こちらのマガジンでは、YouTubeラジオ動画「僕創とスッチーの二人語り」のまとめを行なっています!気になった方は、ぜひ、覗いてみてくださいね🌱
https://note.com/boketto88/m/m9abda8cfba3b

また、記事を見て「ラジオ動画を視聴してみたい!」と思った方は、
Facebookグループ「僕創とスッチーの二人語り」
https://www.facebook.com/groups/futarigatari/ へ。
放送は「10分×3回」程度が、毎週末に更新されています!

では、また!

(2020/12/12:ボケット)

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