素人音学鑑賞6月
昨日は、何年ぶりだろうかフェスティバルホールで音楽を聴く。
演奏は読売日本交響楽団 定期演奏会。
指揮者はアレクサンダー・ソディ
お友達が大ファンの今をときめく反田恭平さんのピアノで
・ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第3番
そのあとは、
・チャイコフスキー交響組曲第4番
反田さんのラフマニノフの3番の第1、2楽章がとても良い感じ。
なんてスムーズなんでしょう。
フェスティバルホールは、「天から音が降りてくる」を謳い文句にしているのだけれど、三階席はすでにかなり天に近い。確かに音は細かくちゃんと聞こえましたが、わりときつめ。
ソディさんは若いので、かなり溌剌と筋骨たくましい音楽になっていた。チャイコの第三楽章のクライマックスの超フォルテのところは、ビシッと揃った音が一枚の鉄板になって客席に届き、音には流動的な塊の形がなかった。それは初めての体験。タクトによって、そんなふうに変えることができるのかと思うと、不思議だなあ。
何故かなと今日になって考えれば、老化によってスコンと聞こえない音域が私にはあることを思い出した。なるほど!それで立体感が出ないのか。
と、いうことにしてみよう。
普段、PCのヤマハのモニタースピーカーで聴いていると、生音よりもいつも柔らかい響きなんだなと気づく。
子供の猫は待ち疲れてグーグーぐー。
©松井智惠 20223年6月30日
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