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詩とか散文みたいなもの
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#今日の振り返り

いつかは全て忘れるとして

いつかは全て忘れるとして

私は私の存在が忘れられる事が堪らなく恐ろしい。

他人の中から自分の存在が消えてしまうことは思ってる以上につらくて苦痛を伴うものなんだ。

母方の曽祖母が鬼籍に入る半年くらい前、入院しているところを家族で見舞った際に彼女はすっかり私のことを忘れ去ってしまっていた。

余所者を見る目つきで私のことをひどく罵ったのを今でも鮮明に覚えている。軽くトラウマ。

それもあり、晩年施設住まいになった祖母には会

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少年期のおわり

少年期のおわり

閉塞感ある将来に対して無意味に打ち震えていた少年の私に伝えてあげたいことがある。

君はちゃんと大人になれているよ。

大人になった君は、夜中、コーヒーゼリーに山盛りのバニラアイスを添えているよ。

富や名声なんかよりも、好きなだけバニラアイスをお皿によそえる人間が真に幸せなのだ。

山盛りバニラアイスこそ、メシア。