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”家の宗教”を友達にカミングアウトしたら「殺さないで」と言われた”宗教2世”が、この社会で生き延びるために出した結論

■「カミングアウト」をめぐる困難本稿では、「宗教2世」の当事者がしばしば直面する「家の宗教についてのカミングアウト」(*1)をめぐる困難について、創価学会の現役信者である筆者の実体験などをもとに論じていきたい(*2)。また、そうした困難を生み出す原因のひとつとして「"宗教はバカにしていい"あるいは"イジってもいい"という社会の風潮」の問題を取り上げていく。 筆者が想定している「家の宗教についてのカミングアウト」の具体的な事例としては、学生の頃に友達が自宅に遊びに来たとき、部

    • 信仰心がなかった私が、親から「選挙は公明党にお願いね」と言われたときに思っていたこと

      ■「宗教2世問題」における教団ごとの特徴本稿では、いわゆる「宗教2世問題」における当事者の被害や苦悩を生み出す要素のひとつとして、創価学会で行なわれている「家庭内での投票依頼」の問題を現役信者である自身の体験をもとに論じたい。 ただ、筆者の狙いは「創価学会の闇」の暴露や、自身や周囲の人間の被害を告発することではない。本稿が目指しているのは、「宗教2世問題」において創価学会という教団が抱えている問題を筆者の経験をもとに論じ、当事者の苦悩を軽減するための足がかりを作ることだ。

      • 「池田大作 すでに死んでる説」が間違いだと言えるこれだけの理由

        ■「池田大作死亡説」に説得力はあるのか本稿では、創価学会の名誉会長である池田大作氏の死亡説に反論したい。 ただ、といっても、その目的は池田氏が生きていることを証明したいというものではない。 筆者は創価学会4世であり、いま現在も教団で活動している現役信者ではあるが、池田氏に対して特別な感情を抱いているわけではなく、とはいえそれなりに信仰心はあるという中途半端な人間である。なので、「多くの人が池田先生が死んでいると言っているのが許せない!」みたいなモチベーションがあるわけでは

      ”家の宗教”を友達にカミングアウトしたら「殺さないで」と言われた”宗教2世”が、この社会で生き延びるために出した結論