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若手サービスマンのプライベートイベントの贅沢さ

うちのお店にお茶を卸してくれている塚越さんのイベントがありました

彼自身の審美眼と周りに集まる美味しいもの食への探究心尽きない人々。美味しさにおいて全面的に信頼している。仕事のためワイン教室には参加できないが、その後にビストロがある。これは行くしかない。

お料理担当は普段は有名店で働いている槙さん
instagram @otonohasora

彼らがプライベートでやる食のイベントの採算度外視感。ここでしか実現しない感は本当にいつも感動する。

ビストロメニュー

美味しすぎて全制覇した美味しいお料理を写真で堪能してください。
隣の席の人とも話して打ち解けて流れでお料理もシェア。有難うございます。イベントビストロならでは。

鈴木さんのパンと白レバーパテ
78WINESやココファームワイナリーのお酒をいただけました
塚越さんのワインセレクト
生ハムと洋ナシ / チーズの盛り合わせ
Senorio de Tajuna2006 
リーズナブルなのに美味しい赤ワイン
オムライス
オムライスの思い出と作り方を教えてくれて有難うございます
牛の赤ワイン煮
パテアンクルート
上部にコンソメ。血抜きを丁寧にした鹿肉。パイ部分も美味。
紅玉のタルトタタン
1ホールに紅玉25個!?クリームとかなくどこまでも林檎
どれも数日かけて仕込んだ特別の食材でこの衝撃価格
御馳走様です

本当に贅沢な食事ってなんだろう

私は20代半ばから社長秘書をしていた。転職が多い人生だが1番長い職種である。私は好奇心旺盛で大いに食べどのジャンルのお酒も愛していて沢山飲めたので色々なお店に連れて行ってもらえた。

そこで思ったのは
本当に贅沢な食事はお金だけでは買えないもの

上司の友人の社長は渋谷のとあるホテルのレストランの厨房で食事をするのを武勇伝のように語っていたのが記憶に残っている。積み重ねた信頼でその場に入れる。彼だけのために作られる食事。同じ事は全くしたくないけれど、その気持ちはなんとなくわかる。普通にお金を払って美味しいものを食べるのには満足できなくなった人なんだろう。

そういう時に表面的に作られた贅沢さよりも親しみを人は求めるんだなと思いました。

美しく手の込んだコース料理と町中華や安い居酒屋両方楽しめる人がいい
とも思いました。どちらかしか受け入れられない人より両方楽しめるのが贅沢だと私は思う。個人の自由だけどね。

意識高い人は競わない

意識高いって言葉は全然好きではないんですが。今わかりやすいから使う。普段はちょっと面白くなってしまうのでふざけた時にしか使いません。

むかーし思っていたのはレストランで人気店のシェフ同士はライバルとして仲良くなることも交わることもないというイメージがあった。

でも今本当に志高いなと思う人は年齢問わず戦わずお互いリスペクトしつつ自分も高めている。謙虚さも芯にある野心も感じる。でもその野心はバブル期のような欲にまみれたものではなく変にギラギラしておらずプライベートの時間も自分の好きな料理をつくってこんなビストロイベントをしてしまう。

競わないし、でもなんでも一緒というベタベタ感はないけど協力も上手。
個を高めて心地よくやってく。そんな様子は見ていて気持ちがいいものだ。

team75って熱いサービスマンの集いがあるんですが、そこに集まるような人たちのレストラン、個人のイベントは大体ものすごくハイレベルで温かいものだとおもっている。

この勉強会は私がいくような世界ではないので、その方たちの作り出す場に出会えるのを楽しみにしている。

今は東京だけじゃなくて京都もすごいしどの地方でも本当に素晴らしいお店が多いって思う。いくつかそういうお店に行けている。まだ行ってないところもいっぱいある。いいことだなー。

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