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万年筆って何がいいの?と思っていると罠にハマりますよ。

万年筆って皆さん使っているのだろうか。

私の万年筆のイメージは、文豪が持っているイメージ。もしくは出来る男がスーツの内ポケットに忍ばせていて、大きな契約の時にスッとスマートにそれを出してくるイメージ。


社会人になった時に、一度はみんな憧れたのではなかろうか。

私も紛れもなくその一人だった。

大学を卒業して、社会人一年生の時に、それなりに高い万年筆を買った気がする。
これで私も出来る大人の仲間入り、むふふ。
と、ほくそ笑んだものだ。


しかし、いざ使ってみると、


...?



使いづらっっっ!!!


なんか角度によって全然インクが出てこない時があるんだけど!逆になんか出過ぎな時があるんだけど!
ってかインク交換めんどくさ〜。


そして20代前半のまだ何も分っちゃいないお尻が青々の私はこう思うのです。



万年筆、いらなくね?



さて、あの万年筆はいずこ。



それから私はジェットストリームというボールペンに出逢い、ジェットストリームこそ神!と豪語してきたのだが、


40代目前。
モーニングページが習慣になって2年目。
そしてなぞり描きフリークの私の中にむくむくと育つものがあるのです。



もっと色んな描き心地を体験したい...



今、改めて万年筆を使ったらどうなのだろう?
試したい。
試したい。
また彼に会いたい!!



と、いうことで、とりあえずリーゾナブルなpilotさんの万年筆を購入し、モーニングページで試してみた。



結果は、




んー、やっぱりなんか違う。



なんかすぐにインク出てくるし、サラサラ書けるけど、なんか違う。わざわざ万年筆を好む程じゃないな。


やっぱり私達、違ったのかもね。
でもせっかく再会したし、インク無くなるまでは使うよ。


なんて謎の上から目線をかましてから早一ヶ月。





私は万年筆の虜になっているのである。



what!?



モーニングページを書くときは、今日はどのペンで書こうかなぁ〜、という選ぶ時間があったのだけれど、今は一目散に万年筆に手を伸ばしている。

まるで他のペンは存在しないかのように。
あんなに愛したジェットストリームも、ここ最近私の相棒だったユニボールシグノのゲルペンも。


これはとっても不思議な話なのだけれども、私のモーニングページはひたすら頭の中出てきた言葉や想いをノートに落としていくという作業なのです。

これが、万年筆で書くと、脳と手と言葉が一直線になるんです。


5回目位だったかな?
これに気づいたのは。


万年筆で書くと、思考がスムーズになる。脳からノートに行くまでに引っかかりがない。
これ説明が難しいんですけど。

でも、あきらかにモーニングページ書いた後のスッキリ感が違う。


これは参った。
万年筆様。

あなたはそういうことでしたのね。



ということで、今使っている万年筆が終わったら、もうちょっと本気で自分の万年筆を探す旅に出たいと思っています。
ガラスペンも気になっているので、

蔵前にあるカキモリさんに行くのが夢です。

とは言え、手帳に綺麗に書いたり、ただ単に文字を書くという時はジェットストリームやゲルペンを好んでます。

思考と手を繋ぎたい時は断然万年筆!



皆さま、お気をつけを。

万年筆 grows on you. ですよ。
(grow on 誰々=だんだん誰々に愛着を湧かせる)



おやすみなさい。

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