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英語べらべらのBTS RMの韓国らしい英語勉強法。90年代意識高い韓国人なら分かるその方法とは

 2021年7月、Billboard Hot 100にて1位を獲得したBTS(防弾少年団)。 BTSは、韓国だけではなく、世界の舞台で活躍している、まさに自他が認めるグローバル アーティスト。世界を舞台に活躍するためには、英語力も必要だが、メンバーの中でも特に流暢な英語力が話題になっているリーダーRMの英語勉強法に関して、ちょっと話したいことがある。

 英語でのインタービュー、トークショー、UNでの堂々で流暢な英語力を繰り広げたRM!すごいね。

 筆者は、何年か前にYouTubeでアメリカ放送局NBCの人気トーク番組である「The Ellen DeGeneres Show」に出演して、ジョークも交えて、流暢にEllenと会話を交わしたRMのことを今も覚えている。とても英語が上手で印象的だった。


 そのショーで、EllenがRMにどうやって英語を勉強したか聞いた。

その時、RMの答えが、またとても印象的で、韓国っぽくてちょっとビビット来た!

 実際のそのショーは、こちら。すごいよー!



RM

「独学で英語を勉強しました」

「私の英語の先生は、“Friends”というシートコムドラマでした」

「まず、韓国語字幕を見ながら観ました」

「その後は、英語字幕で観ました」

「その後は、字幕無しで観ました」

 実際に、私が大学生の時、アメリカのシットコム ドラマ(Situation Comedyの略称。登場人物やロケーションがほぼ固定されたコメディ番組のジャンル。ドラマの中で、笑い声が入っているのが、特徴。)である“Friends”で英語を勉強するのがとても流行っていた。

 “Friends”は、1994年―2004年に放映されたアメリカ最高のシットコムドラマ。ニューヨーク マンハッタンを背景に、6人の男女の友情と恋愛を描いたドラマ。セリフ一つ一つ、設定一つ一つが面白くて、バカバカしくて、また可愛くで、いつ観ても愉快になるドラマ。

 ドラマとしても十分面白いし、日常で使える単語がいっぱい入っていて、また、難易度の高くない表現が多いため、英語学習としてとても人気があった。

 また、憧れのNew Yorkの若者の文化や日常にも触れられるので、当時としては意識高い韓国人なら、みんなFriendsで英語の勉強をしていた。

 そういえば、私が社会人になってソウル カンナムの有名な英語塾に通ってた時、講師は、ハーバードを出た韓国系アメリカ人の女性の先生でしたが、その時のテキストがこのFriendsだった。動画でFriendsを観て、一つ一つの表現を教えてくれ、また発音とかも教えてくれた。クスクス~~~~。

 RMの場合、RMのお母さんが、RMの英語勉強のためFriendsのDVDを買って来て、RMに渡したそう。(当時を知っている私にとってはとても自然な流れ。こういう意識高いお母さんがいて全然おかしくない。。。)

 ただし、Friendsは、同性愛や大人の恋愛事情など色々出ていて、少年だったRMにFriendsを見せるお母さんのことをEllenが驚く。。。確かそうだね。。。。

NYのUN本部 信託統治理事会会議場で開かれたユニシェフのGeneration Unlimitedのパートナーシップロンチングイベントに山積し、演説。<写真:Newsis>

 なんでもそうなんだが、ドラマで根気よく勉強し続けて、ウィットや皮肉に満ちた最高のトーク番組であるショーで堂々と会話を交わせるRMはすごい人だと思う。何にでも深く掘り下げ、勉強し、モノにする人だと思う。彼が色々なものに問題提起し、とことん自己を掘り下げる「現代アート」に今ハマっている理由が分かりそう。実に完璧な男だ。


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