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陰翳礼讃は、文庫本ではなく写真付きのこの本を手にとってみてほしい

谷崎潤一郎が愛でた翳りは、今はどこにみることができるんだろう

そう感じながら、「陰翳礼讃」を読み進めていた


京都や奈良の人気のない古寺。

人があまり訪れていない古い街。

そういう過去の記憶を辿りながら、翳り、を想い返していた。


そしたら、ああ、これかもしれないと、

谷崎潤一郎の文章に応えるように
そういう写真が、時々挟まれていて、


より一層、この本の味わいを深めてくれた。


ぜひ、陰翳礼賛を手に取ってみようと思った時に
この本を手に取ってみてほしい。


大川裕弘の写真が素晴らしいです。

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