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【知らない世界】実践しないとわからない。目の前の方の気持ちを理解したいという理由から、42.195キロを完走!!

整体院を開業する前に、スポーツクラブ内にある整骨院の院長として勤務していたことがありました。

スタッフは7名ぐらいで、院の全てを任されていました。

全国にある整骨院グループでしたので、毎日本部に売り上げ報告をし、ランキングが発表され、他の店舗と競い合ってました。

院長業務をしつつ、一人一人の患者さんの悩みに向き合う毎日を送ってました。

スポーツクラブ内での整骨院でしたので、スポーツによる身体の痛みをケアしたり、より快適に運動するためのサポートさせていただきました。

その中でも、ランニングよる膝の痛み、足の痛みの方が多くお越しになってました。

自分は、ランニングをする習慣はなく、「長距離走るなんて罰ゲームでしょ」と思っていたので、ランニングが好きな方の気持ちや、ランニングによる痛み、悩みを全然理解できなかったのです。

ところが、影響を受けやすいわたしは、ランニングに対する熱い思いを聞いてると、次第に自分も走ってみようかなと思うようになりました。

やっぱり相手の気持ちを想像することは、やってみないとわからない。自分もランニングをやってみるしかないな。

と考えはじめたのです。

それからまず3キロを目安に走ってみました。案の定、すぐ息が上がって苦しかったです。小児喘息を持っているので体調が悪い時は無理をしないで、少しずつ距離を伸ばしていきました。

走り始めてから3回目ぐらいから息が切れるのが少し落ち着いて、1ヶ月もすれば息がきれないぐらいで少し気持ちよく走れるようになったのです。

このように、人間って慣れの動物だなと実感しましたよ。

特にランナーズハイに入るとめちゃくちゃ気持ちいいです。これは経験してみないとわかりません。

ここまでの秘訣としては、自分の息が上がらないぐらいの、無理のないペースを保ち、頑張らないことです。そのために、1キロどれくらいのペースで走っているかを測定しながら自分を俯瞰してみるといいです。

今ならランニングウォッチはたくさんあるので走ろうと思っている方でしたら購入をお勧めします。私は、ガーミンを使ってました。

ガーミンは、1989年にアメリカで設立され、航空業界で使用されるGPSナビゲーション製品の開発・販売でスタートした会社です。ランニングウォッチでも人気のブランドです。

走るといろいろな気づきがあります。今日は体が軽い、重い、と感じるので、昨日食べたものが悪かったかな?睡眠が短かったかな?疲労が溜まっているかな?ストレッチもう少ししっかりやったほうがいいな。

など運動することによってたくさんの気づきがあるのです。

自分の体の状態把握をランニングすることによって気づくことが出来て健康に対する意識が高まります。

そんなことをお越しになっている方に話をすると「そうそうそうなんだよ」と話に花が咲きます。

走ることに慣れてきて皇居で行われている15キロマラソンにエントリーしました。15キロはなかなかの厳しい壁でしたが、一回突破してみればそれも慣れてくるものです。

次は、ハームマラソンにエントリーして、しっかり計画を練って体を作っていきました。その結果、最高に気持ちよく走れました。

すっかり走ることに楽しさを感じるようになったのです。以前の自分だったら考えられないですよ。

その頃から、左膝の痛みに悩まされるようになりました。原因は走りすぎだったんですよね。

でも内心「やったー!!」これがランナーズニーランナー特有の膝の痛みなんだなと。変態の私は喜びました!!

それから、やっとランナーさんの気持ちがわかってきました。痛くても走りたい!!とやめれば治るけど、それでも走りたい!!だって楽しいから。

だから、私も、効率の良いフォームを勉強したり、テーピング貼ったり、職場の方にケアしてもらったり、自分でケアしたり、いろいろな治療院に通いました。膝の痛みとの戦いでしたね。

でも本業が整体師なのですごく勉強になりました。

ようやく膝の痛みが落ち着いた頃、

次のステージは42.195キロのフルマラソンにエントリーしました。

なんと結果は、ビリ(笑)足も痛すぎて引きずりながら走ってました。

それは、とんでもないほどきつい大会に出てしまったのです。開催場所は群馬県の榛名湖でほとんど平坦な場所がなかったのです。

エントリー人数が少なく、ランナー経験の長い方ばかりでした。

ビリだったけど自分が走りきったことに感動しました。

ずっと苦しかった。でも、それを達成した時の快感は最高に気持ちいのです。

だから、みんなランニングするんだと。もっともっと走りたいと。

その大会は、近くの宿に、エントリー者が一泊するプランでしたので、ランナーさんたちとお酒を飲みながら、マニアックな話をしました。みんなランナー愛がすごいなと。

中には北海道のサロマ湖で開催しているウルトラマラソン(100キロマラソン)に出てる方もいました。

世の中にはきちがいな人がいるんだなと(笑)

でそれ以降、大会にエントリーすることはあってもフルマラソンは、出場はなかったです。

なぜか?それは、一週間ぐらい疲れが残ってダメージが強すぎるのです。仕事に影響が出るので、ハームマラソンだけにしました。私は、ハーフぐらいがちょうどいいなと思ってます。

そのあと整骨院にお越しのランナーの方と当時のスタッフでチームを組んで駅伝にも参加するようになりました。一人で走るのも楽しいけど、みんなでタスキを渡す、チームプレーも楽しかったです。


このように、全く縁がなかったランニングだったんですけど、整骨院にお越しになってる方が、楽しんでやっていることに興味を持ち始めたことが始まりでした。

一言でいえばマラソンって人生に似てるなと。

おかげさまで、マラソンの楽しさ、厳しさ、やりがい、自己管理の大切さを味わうことが出来ました。

ありがとうございます。

だからどんなこともやってみる。チャレンジあるのみです。

おかげさまで今もランニングは続けてますよ。

「ありがとう」と言いながら。。。。


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