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手の使い方

骨盤を立たせることで、余計な力が抜けて身体が自由自在に動く。という事を前回お話ししましたが、その骨盤を立てるために使うのがです。

手の使い方はたくさんありますが、「身体にとって力が抜ける場所に手をついているか」。ということはとても重要です。しかし、これが意外と難しいようです。自分ではベストだと思っていた場所が、実はちょっと間違っていて、身体が固い人が手を着く場所だったり、運動が苦手な人と同じような手の使い方をしていたりします。

例えば、下の四つん這いの動きはボディフレックスでは必ず行なっておりますが、腕の弱い人、身体の固い人はこのセクションですぐ見つけられます。見つけるポイントはいくつかありますが、一つ挙げるとお尻の位置です。腕の弱い人は自然とお尻を後ろに引いたこの形になることが多いです。

手が弱いことでお尻がどんどん後ろに逃げていきます。特に下の写真のように片手を腰の上に乗せたとき、その兆候がよく現れます。このような形を作る人は私の経験上、身体が固い人が多いように思います。

腕が弱かったり痛めていたりすると、身体は自然とお尻を後ろに引いて腕に体重がかからないようにする。

下の2枚の写真を比べるとよく分かりますが、同じ四つん這いでもこれだけ違ってくるのです。

本来四つん這いは、上の写真のように腕にしっかり体重がかかることでバランスが取れます。しかし腕が弱いせいで、自然とお尻を引いてしまい、その結果、太腿や膝にも余計な力が入ってしまっています。

力が弱いと身体は違う形でフォローする

手を着く位置が少し違うだけで、本来は力の入る必要のない場所にまで力が入り、身体は動きづらくなります。そして、力が入ったまま動き続けることで最終的には痛めてしまいます。

身体を痛めないためにも、正しい所に手を着くといった初歩的なことを意識してするだけで身体は大きく変わってきます。普段の何気ない動きをした時に、その手の位置、手の使い方、身体にとって本当に正しい所に置いているのか、正しい使い方をしているかどうかチェックしてみてください。

次回は[開脚]についてです。


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