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熱中症予防について

関東でも昨日、梅雨が明けてここ数日、猛暑日の連続となっていますが、皆さまは適切な熱中症対策をなされていますか?特に仕事やプライベートで体を使われる方達は熱中症のリスクは高くなりますので要注意です。特に強度の高い運動をするスポーツ現場では屋内、屋外に関わらず熱中症の可能性は高く、時には命を危険に晒すこともあります。ただ、熱中症というのは正しい情報を知り、適切に対処することで100%予防することができるというのも事実です。正しい指標、熱中症の症状、正しい対処法、様々な予防法について知ることで安全に健康的に運動、スポーツを楽しめるようにしましょう!

熱中症予防 : 指標

まずは、指標についてです。最も一般的な指標に気温というものがありますが、さらに詳しく熱中症の危険値を知ることができるのがこちらのWBGT指数です。WBGT指数とは、「気温」「湿度」「輻射熱」の3つを取り入れた温度の指標です。下記の表が示す、緑の値は注意、オレンジの値の時は警戒、赤の値は厳重注意、そして濃い赤の値は危険としています。特に外で活動をする際は、この指標を活用して体感温度が28度(赤の厳重注意)以上の日は、予定を中止したり、屋内に移動したり、時間を変更したり工夫をして、十分熱中症対策をしましょう。

熱中症予防 : 症状について

熱中症の症状には段階があり、重症度が増していくにつれて対処法が異なってきます。症状について知っておくことで軽度の段階で迅速な処置を行うことが出来ます。第一度の症状に気づいたらまず汗を拭き、水分をしっかり取り、涼しい室内に入るか(建物が無い場合は)影に入り、深部体温を下げる行動をとって下さい。第二度、第三度の症状が見られた場合は、冷水のお風呂に直ちに浸かることで危険状態を回避しましょう。症状の改善が見られない場合は、救急車を呼んだり、病院へ緊急搬送しましょう。

熱中症予防 : 対策

- マスクを脱ぐ
- 気温と湿度の管理(屋内)
- 環境や運動に適した服装
- 帽子の着用(屋外)
- 水分補給(水だけでなく経口補水液や電解質の含まれた飲料水)
- 栄養ある普段の食事
- 十分な睡眠
- 水分量の確認(尿色素チャート)

熱中症予防: 順応

「Acclimatization(順応)plan」の構築 人間の体は、新しい環境に順応するのに約1週間から2週間かかると言われています。段階的に高温、多湿といった熱中症のリスクの高い環境下での活動時間を増やすことにより、身体的適応を促すことが必要です。特に今は、梅雨明けが一気に訪れ、まだこの天候に適応していない体の状態なので、注意深く運動量や強度の調整を行うことが必要です。
これは、一般の方の運動、競技者、カラダを動かす仕事をする方全員に応用できます。

まとめ

熱中症予防に関して重要なことは、実際に運動や仕事、スポーツの活動中に行う対策はもちろんですが、活動をしていない間に正しく生活をできているかどうか、ということが大変大きな影響を与えます。しっかりと規則正しく一日3食栄養のある食事をしているか最低でも6時間以上の睡眠が取れているか活動と休養のバランスを取れているかということを今一度、見直してみましょう!

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