見出し画像

張力は重力である

時のからだ塾は半年を1期として定員8名限定で学び合う実験的な塾で、カリキュラムなどは一切なく、その時、その時の最新の研究成果をお互いにシェアし、そのプロセスを通じて生じるシンクロニシティを楽しむ創造的で予測不可能な場である。

研究のシェアと言っても、別にレポートを出したりする訳ではなく、夏休みの自由研究よりも遥かにユルく範囲も全く限定されていないので、自分が着目している何かについてのちょっとした発見や、今まで知らなかった事に対する驚きをシェアするだけで構わないのだ。しかし、それだけで実に面白いシンクロ現象が塾生間に起こる。

中には、そのまま出版できるのでは?と思えるような興味深い研究をするメンバーもいるが、探求する深さも広さも自由なので、自分の中にある無意識的なこだわりや恐れが無ければ無いほど、気ままに遊べて次々に新しい発見が起こる。

実際に顔を合わせるのは月に1回で、あとは塾生用MLで情報交換し合うスタイル。その場で体感的に味わう内容も多いので、対面クラスに顔を出す方がより楽しみが増大するが、毎回の出席が義務付けられている訳ではない。実際、九州や関西など遠方から参加していたメンバーは、それぞれのタイミングで参加していた。

場の成り行きを見守る塾長としての役目を何となく意識しつつ、私自身も発見を持ち寄るメンバーの一人として関わって来たが、お陰で今も子供の頃の好奇心そのままに日々新たな発見がある。例えば、先日終了したばかりの第12リズムの最終回には、ツイッターで目にした不思議な構造物の再現を試み、その構造に働いているメカニズムを自分なりに紐解いてシェアした。

ここから先は

1,817字 / 2画像

¥ 300

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?