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自律学習を促す『13の月の暦』

『13の月の暦』に関心を抱く人、あるいはかつて抱いた事がある人は、実は結構な数に登ると思う。しかし、そのうちの9割くらいは「使い方がよく分からなかった」「難しかった」というような理由で挫折して、使わなくなってしまった可能性が高い。

実際にはとてもシンプルで誰でも劇的に面白い体験が出来るツール(意識変換装置)なのだが、暦というものに対する先入観と使い方に対する誤解が邪魔をして、上記のような感想を抱かせてしまう事を、最近復活して再び使い始めた人たちの話を聞いて確信するに至った。

暦というだけで無意識的に「誕生日からその人の運勢や相性を調べるもの」と連想し、「カリキュラムをこなして一定の知識を得れば使えるようになる」と思い込むのが誤解と先入観の代表的なものだ。実際の『13の月の暦』はそのどちらにも該当しない。では、その本質とは何なのだろうか?

・13ベースの多重周期で日付を数え続けることで無意識レベルに潜む固定フレームを外して自由になる
・知識の鵜呑み状態から抜け出すための自律学習システム

極論するとこの二つになると思うが、今回はこのうちの後者について少し解説したいと思う。『13の月の暦』は自分で考え、想像力を働かせて仮説を立て、それが普遍的な法則かどうかを検証しながら学べるよう最初からデザインされている。

約束事を覚えて再現するだけの学習スタイルに馴染んで来た私達にとって理解し難いのはそのためだが、自由に使って想像力豊かに遊びながら学びを深めたい人にとっては、この上なく面白いツールとなる(ちなみに、その方向性をより一般化したのが「時のからだ塾」だ)。

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