「ちょいトレ」知るは一時でイェイ 知らぬは一生もったいない
おうちでできるトレーニング「ちょいトレ」
ウォーキング(歩くこと)って、確かにいい運動だし、毎日欠かさず行えばそれだけで体を良い状態に保てるでしょう。
でもそれは「ちゃんと歩くこと」を心得てウォーキングに挑んだ場合のみで、喋りながらとかスマホいじりながらとか、歩き方以外のことに意識を取られてテキトーになっていたら、何万歩あるいてもその効果は激減してしまうでしょう。
そもそも「歩くこと→足を運ぶこと→脚を上げ下げすること」を真面目に考えてみると、一体「どこにどのような力を入れているのでしょう?」って、あまりよく分かっていないことが多いんじゃないかな?
脚を上げ下げするときの要は「腹筋」
バレエでもそうですけど、脚を高く、そして楽に持ち上げられるために鍛えないといけないのは、脚の力じゃなくて「お腹の力」です。
「脚の力」が活躍するのは、大地と自分を繋いで「体を止める力」だったり、大地を蹴り放って「体を動かす力」だったり、主に『上半身(自分自身)をどう動かすか?』の支えになります。
だから逆に…という感じでしょうか?下半身を動かすのは『上半身がしてあげること』すなわち「腹筋が脚を拾い上げる」ことをしてあげる感覚を憶えてみましょう。
同じ脚を上げたり下げたり。
下げるときは地面に足を降ろさず落とさず。床スレスレで膝が伸びきるところでピタッと止めて。
ずっと「脚の重さを抱えたままの状態」で、腹筋(腰椎に繋がる腸腰筋)が悲鳴を上げるまで繰り返してみましょう。
最初は片脚連続10回くらいで、脚を交代させながら。慣れてきたら回数を増やすだけじゃなく「動きのスピードを安定させて、バランスをしっかりさせて上半身が揺れないように」クオリティを高めてやってみましょう。
支えになっている軸脚の側の「腹筋(体幹)の安定力」も同時に鍛えられます。
ウェイトトレーニングをしなくても、「自分の脚そのものの重さ」は、腹筋に十分な効果を与えてくれますよ。
to be continued...
藤野富村バレエ&ピラティス
https://ftballetpilates.com/
バレエダンサー&ピラティスインストラクター
藤野暢央
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