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物をきちんと捨てるとき、その物のことについて考える。日用品ってどんな物でも意外と長く使えるから、少しでも自分が気に入ったものを買おう。

おはようございます。
今日は不燃ゴミの日だ。

私は朝から傘を捨てるために、ゴミ捨て場へ向かう。
私は傘を捨てるときに色々考え出した。この傘はいったいいつから使っていたのだろうか。
多分高校生くらいの時からか。なんとなくその時の記憶が蘇ってきた。部活の帰りにトボトボと歩いたり、自転車の間に傘を挟んで引っ掛けたり。そんなこともあったような気がしてきた。(それ真実なのかは定かではない。)

傘は有難いことにいつも母が買ってくれていた。
母はどんな気持ちで傘を買ってくれていたのだろうか。
私はどんな気持ちで傘を使っていたのだろうか。
ああ、ぼんやりとだけど乱雑に使ってしまった気もするし、けど時には彼女と一緒に傘に入ったりもした気がする。

ある時に穴が空いて、さらには金属の部分からプラスチックの留め具が外れて、さらにもう一つ外れて、そろそろ捨てなければと思っていた。
けれど私は無頓着が故になかなか捨てられずに、穴が空いても金属部分が外れても使い続けていた。傘の気持ちになったら、長く使ってもらって嬉しい部分もあるのだろうけど、今まで雑に扱ってしまったこともある。そして穴が空いて、金属の部分が見えるようになっていたため、格好悪いまま使うなよ。と言われたような気もする。
けれどやっぱり危ないので今回捨てることにした。

私はこの傘に特別思い入れがあったわけではない。このように何気なく買った物(買ってもらったもの)でも多くの時間を過ごしてきたんだなとゴミ置き場からの帰り道にふと思った。

だからこそ少しでも気に入った物を買って捨てる時にはありがとうと言って捨てられるようなものを購入したい。一番高いからいいとか、そういうことでなくって、少しでも気に入ったから、買う。そのようにしたら、使った時のことをより鮮明に、思い出せるんじゃないかな。私たちの時間は限られている。少しでも気に入った物を身につけて、近くに置いて暮らしたい。

今日すてた紺色の傘よ、高校の時から使ってたら、もう10年余り。
長い間ありがとう。次傘を買うときは少しでも気に入った物を買うようにするよ。傘以外を買うときも自分が少しでも気に入った物を買うようにするよ。
捨てるときはちゃんとありがとうって言って捨てられるように。

当たり前のことではあるのだけれど、今日から、
より物を大事に使おうと思えた。
そんな朝だった。

今日も一日がんばろーーー


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