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物価の高い国で安くて美味しい店を見つけるには

こんにちは。今、アゼルバイジャンの首都・バクーに滞在しています。
見出しの画像はカスピ海から見える夜景です。

円安とインフレの影響で、バクーでは食費がかなり高いと感じます。
1マナトは2021年頃には60円台でしたが、2024年7月現在は90円台・・・3年間で1.5倍と、ドルと同程度の変化をしています。

先日、観光客に人気の広場(Fountains square)に行き、近くのレストランでplov(プロフ)を頂きました。
アゼルバイジャンの名物であるザクロを使ったチキンの煮込みとサフランライス。見た目はカレーのようですが辛さは全くなく、ザクロの甘酸っぱさがチキンに染みていてとても美味しかったです。

plovと炭酸水を注文し、お会計は日本円で2,031円・・・美味しいのですが、これを続けていると身が保ちません。

というわけで、安い店を探そうと思い、地元の人に直接聞いてみることにしました。公園に行って、暇そうにしている人に話しかけます。

まずはタバコを吸っていた金髪長髪の男性。
残念ながら私はアゼルバイジャン語が喋れないので、

Do you speak English?

と英語で切り出し、Yesと返ってきたらそのまま質問します。おすすめのレストランはあるか、地元の人に人気の店はないか、など。
一人目の男性からはBoraniというレストランがおすすめだと教えてもらえました。

二人目は赤いドレスを着てベンチに座っていた女性。AirPodsをつけていましたが、話しかけると笑顔で答えてくれました。
彼女からはVyana Sokolad Evi TargoviCafe City Fountainという店を教えてもらいました。

こんな調子で話しかけていき、公園の出口のところでまた別の男性に聞いてみたところ、彼から逆に質問されました。どこから来たのかと聞かれ、日本と答えます。
彼は大学を卒業したばかりの22歳で、英語を勉強しているらしいのです。少し話して仲良くなったので、近くのおすすめのお店まで案内してもらうことになりました。
10分ほど歩いて店に着きました。

彼と別れて店に入ると、中にはおそらく地元民と思われる人ばかりが座っています。店員に英語は通じません。
牛肉、トマト、ナス、じゃがいもの煮込み料理とライスを頼みました。

素朴な味付けですが、美味しい。水と合わせて、お会計は900円程。
パンも無料でついてきたので、ライスは必要なかったと後で分かりました。ライスを除くと600円くらいで、日本の少し安めの定食屋くらいの値段になります。
後で検索してみましたが、この店についてはGoogleにはほとんど情報は載っていませんでした

というわけで今回のタイトル、物価の高い国で安くて美味しい店を見つけるには、ずばり

その辺にいる人に聞いてみる

のが一番じゃないかなと思います。

ちょっと勇気を出して話しかけてみると、心良く答えてくれる人は意外に沢山います。というより、ほとんどの人は何か教えてくれます。
もちろん治安のいい場所で聞くのが前提ですし、できれば明るい時間帯がいいと思います。

今回のように、Googleに情報がない店も見つけることができるかもしれません。
ちなみに最後の店を教えてもらった彼とはWhatsAppを交換し、後日バクーの名所を案内してもらえました。運がよければ友達も見つかります。


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