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やかたで暮らせば;220131_会社で粕汁、帰って豚汁。

6時半、ドラえもん映画主題歌で有名な秦基博さんを好きになったきっかけの楽曲『鱗』のイントロのピアノがiPhoneから流れ始める。
ドラムが入ってくるか来ないかくらいかのところで、いつも止める。
肝心の秦さんの歌声はいつも聞けない。
いつまで経っても前髪は伸びない。

月曜日がやってきた。
会社に行かねばならん。

秦さんからしばらくして、今度は普通のアラーム。止める。
またちょっとして、普通のアラーム。止める。
結局身体を起こしたのはほぼ7時だった。

(ちなみに、7時になると星野源が「きみの歌をきかせて~」とねだってくる。これを聞くまえにアラームを解除するのが一つのラインなのだ。)


やかたの朝はそんなに早くない。
だから、7時半に家を出るわたしが一番最初に朝ごはんだし、共用部をつかう。
みんな寝ているからなるべくしずかに使うんだけど、最近は7時だったら陽が差し込んできていて、新しい一日がはじまっている。やかたの朝を独り占めしているようで、悪い気はしない。

昨晩5合のごはんが空になった後、さらに4合が追加で炊かれ、その残りがあったので、ありがたく朝ごはんに一膳とお昼ごはん用のおにぎりぶんを頂く。
納豆と卵をぐるぐるに混ぜたものを、あたたかい白ごはんにかける。
それを片手にキッチン窓際に据えてあるイス兼ステップに腰掛けて、朝日の降り注ぐ庭を眺めながら食べる。
毎朝の定位置である。

これが気持ちよくて、気づくと予定の時間をオーバーすることがしばしば。
今日も例によって急いで家を出た。

会社は、パタパタと過ぎていった。

ちょうど今日が期限の、ちょっとしたイベントごと?があったのだ。
それで、午前中にチームリーダーと相談して、急遽会社のSNSアカウントを使ってライブ配信をすることに。アドリブでインタビュアーをすることになった。

会社にいく日のモチベーションのもっぱらはお昼ごはん。
おにぎりを家から持ってきていたので、おかずを買いに外へでた昼休み。
おかず系のクオリティについて、信頼を寄せているセブンイレブンに行ったけれどピンとこず何も買わずに店を出た。
すると風が冷たくて「これは温かい汁物を…」と、京都市内に多数店舗を持つフレスコ(関東でいうところの『まいばすけっと』の立ち位置だと思う。が、イオン系列ではない)に駆け込み鮭入り粕汁をゲットした。

これと、セブンイレブンの白味噌仕立ての豚汁は、殿堂入りメニューである。ちなみに、白味噌仕立て豚汁は、関西圏セブンイレブンでしか販売していないらしい。

いざ、初ライブ配信本番。
うん、わかっていたけど、わたしああいうラジオのパーソナリティーみたいな、イベントMCみたいなの、好きだし、得意だ。(笑)

配信内容うんぬんよりも、それが再確認されて楽しく・嬉しかった。

思わぬところで自己肯定感があがり、さらにはちょっとしたイベントごとも無事に成功し、まあなんだかんだ悪くない日だった。

若干のおつかれフィーバー気味で帰ると、
おこめは炊けていて、
昨日作って確保していた(厳密には、みんなで食べようと思ってとっておいたんだけど出し忘れていたから結果的に確保していたことになった)かぼちゃのじがつお煮があって、
20歳男子がつくった豚汁が一人分残されていた。

そしてキッチンの反対側、一階のリビングではみんながこたつを囲んでうだうだ喋っていた。

ほくほく。

豚汁とかぼちゃの鍋を温めはじめてから部屋に戻り、ぱっと着替えてキッチンへ。
ごはんをよそって、豚汁をさらえて、かぼちゃは美味しそうなところを2切れとって。そうそう、もう食べきっちゃったと思ってたちりめん山椒をこの間冷蔵庫で発見したのを思い出し、それも。
それらを抱えておこたの一角に入れてもらう。

ほくほく。ほくほく。
いただきます。

右の方では、徳島旅行の話をしている。
目の前ではスコッチの話。
隣りに座っていた住人は、今日はじめて「出町ふたば」にいったらしくその美味しさに感動したと教えてくれたから、ここぞとばかりにわたしのおすすめの京都の和菓子・甘味を教えた。
無理やり教えた。(笑)

銀閣寺は名物らしい名物はないけれど、がぜん、㐂み家さんの亀山が推しである。

そして、もうわいているお風呂。
ほくほくほく。ほくほくほく。

今日は気持ちよく眠れそう。

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