エフェクチュエーション②
『エフェクチュエーション』引き続き読んでいます。やっと第4章を読み終わりました。
最初の感想はこちらから。
ここでは、この本の粋ともいえる原則が5つ紹介されています。
「手中の鳥」の原則
「許容可能な損失」の原則
「クレイジーキルト」の原則
「レモネード」の原則
「飛行機の中のパイロット」の原則
各原則は、わたしなりの理解だとこんな感じです。
手持ちの手段を使ってどんな結果が出せるか試すこと。
安価な手段で創造的な方法を編み出すこと。
顧客を巻き込み最初の行動を起こし、協業を通して次々に新しい活動を展開して成長すること。
不確実なことや偶然の産物を利用できるものと考えること。
予測できない事態には経験や手持ちの手段をもとにできることをやってみるのが有効であること。
第4章の感想です。
コーゼーション(伝統的なマーケティングの考え方)は買い物に似ていて、エフェクチュエーションは投資に似ていると感じました。
従来のマーケティングは、まるで買い物みたいに「いかに無駄なく目的のものを手に入れるか?」と目的を最初にあぶり出し、それに向かって無駄を省いて行く作業。それに対してエフェクチュエーションは投資家が「いかに少ない元手で儲けを大きくするか?」と考えるように、どこに転がるか定めないまま可能性をどんどん広げていく感じです。
こうして見ると、後者のほうが予測できない時代にフィットするのは当然といえば当然なのかも。
読むのもまとめるのも骨が折れるけど、読みがいのある本です。重いのが難点。
今日はこの辺で。それではまた。
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