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今こそ熱量のリミッターを外せ

がむしゃら、という姿勢とは縁遠い感じになってから、それなりの時間が経ちました。社会人になりたて、転職したての頃など、できることを増やすフェーズでは、とにかくがむしゃらでした。それは意図してというよりかは、必然的にそうならざるを得なかった、という方が正しいとは思います。
今の組織でそれなりの時間が経ち、もちろん、できないことがなくなったわけではないですが、がむしゃら、というのとはまた違う姿勢で働いています。それは管理職になったことも関係しているかもしれません。
ただ、それは後付けの話、つまり言い訳に過ぎず、どこかで熱量のリミッターを設定してしまっただけなんだと思います。組織には、その組織固有の熱量の平均値みたいなものがあって、風土というのか、常識というのか、この場合は予定調和というのが正しいでしょう。
それでも自分の中で諦めがつかず、その平均値を上げようとしてみたりもしましたが、そんなものは上がりませんでした。それは組織の問題と言うより、私の影響力の問題でした。いつしか諦め、熱量の上限を組織の平均値に設定したところ、途端に仕事がスムーズになりました。仕事がしやすくなった、とも言えるかもしれません。それはそれで、全てが悪だとは思いませんが、今は少し違う考えを持っています。
組織の平均値を上げようとしたのは、その経験自体は意味がなかったとは言いませんが、結果としては意味はなかったと思います。そんなことは、どうでもよかったのです。自分の熱量の上限は、自分で決めるしかないのです。まあでも、予定調和で抑えられるくらいの熱量なんて、所詮たいしたことがなかったと評価すべきかもしれません。
もう抑える気もありません。というか、抑えられません。途端に見なくて良かったものを目にしたり、孤立しているかも、と不安になることが増えだしました。年も重ねました。外様ではありますが、現組織でそれなりの立場にもつきました。もう、外部環境を言い訳にするフェーズは終わりです。組織の中で浮こうが孤立しようが、どっちみち、この組織にそう長くいる年齢でもありません。
今こそ自分の熱量を解き放つときです。やるしかないという気持ちです。

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