見出し画像

ことに向かえ、時に損して得取れ

グロービスに入学する前に、堀さんと南場さんが対談されるセミナーに行ったことがありまして、そこで最後に南場さんが「MBAなんて取ったって意味ありませんよ。」みたいなことを仰られて、なんとなく「また冗談を」みたいな感じで終わったんですが、ご本人の感じは、全然ネタっぽくなくて、ああ、これ本心なんだろうなって思った記憶があります。通学生や、私みたいに入学を考えてる人達の前で言うわけですから、強烈に印象に残っています。
その後、セミナーで紹介されていた著書も読んだんですが、ああ、やっぱり本心だったんだなって思いました。
それでも私はグロービスに挑戦することを決めるわけてすが、それは卑下するわけではなく(まあ多少の卑下は否定しませんが)、南場さんと私は全く違うからです。
その南場さんの動画を見ていて、「ことに向かおう」という言葉を知りました。日々、業務の中で、いろんなことに直面して、いろんな拘りが出てきます。組織の論理とか、個人のプライドとか面子とか好みとか。そういうことと向き合ってしまうことがだめだ、ということではなく、つい組織や人と向き合ってしまうのが普通だから、定期的に「ことに向かえてるか?」って確認することが大事だというようなことを仰っていました。南場さん自身も、そこで、あっ今、ことに向かえていないなって認識することもあるそうです。
ちょうど所管をまたがったり、過去からの経緯や、個人の面子が複雑に絡まった仕事がありまして、そのかなかで「ことに向かう」ってどういうことだろうか?って考えて、行動してみました。もちろんそれで万事がうまくいったって言えればいいんですけど、やっぱりいろんなものが絡まり合って、一直線にことに向かえてるかって言われると、結果的にはそうでもなかったです。
ただ、ずっと私の頭の中には「少なくとも私だけはことに向かおう」っていう意識があったことは大きな変化だったと思います。
で、自分だけでなく、関わる人もことに向かってもらうためにはどうしたらいいかって考えた時に、小さなヒントというか収穫があって、それは損して得取れってことなんです。リスクありますけど、みんなでことに向かうには、今のところそれしかないかなと思ってます。
長くなりましたし、私の整理もここまでだったようなので、損して得取れの話はまた次の機会に。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?