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無駄な物を見過ごすことで起こる脳への弊害

無駄な物があっても、気にしないから大丈夫という考え方は、一見ストレスフリーに見えます。
ですが、実際にはその考え方自体が、ストレスの原因になることがあります。
無駄な物を見ても気にしないという考え方は、まずその物自体がストレスの原因となっていると認識していることを意味します。
認識する→気にしないと判断するわけです。

ですから、無駄な物を気にしないという考え方は、ストレスを取り除くための解決策としては良くありません。
脳は、情報を処理することによってエネルギーを消費します。
判断をしなくても、物を見るだけで無意識に情報を処理して、脳のリソースが無駄に消費されます。
無駄な物を気にしないために、あえてそれを見ないようにすることもできますが、それ自体がストレスの原因になります。
見ないようにするという意識が働くからです。

以上のように、無駄な物があっても気にしないという考え方は、実際にはストレスの原因なりますし、エネルギーも奪われます。

そんな大袈裟なこと言うなと思う方もいるでしょう。それゆえ、大多数の方が気にしないという選択をしていると思われます。
確かに、そのことで自分自身の脳のエネルギーが、どれくらい奪われているかは分かりません。
しかし、エネルギーが減っていることは事実です。
例えば、気にしないということに脳のリソースを割かなければ、もっと良い決断ができた場面があったかもしれません。もしかしたら、何もしてないけど何故か疲れたなという原因が、見ても気にしないという選択をしたことによる、脳の疲れかもしれません。

ですから、無駄な物を減らし、整理整頓することで脳にかかる負担を軽減して、効率的に脳を使うことが最善策ということです。
無駄な物は部屋のスペースだけでなく、あなたの脳の余白(スペース)も奪ってしまうのですから。


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