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日常小説:完全同時並列高速思考世界vol.7「異能の群れ」編

さあ、今回も始まります。
始まりますが、今回のラインナップは推論術とか、理解術とか、あったらいいな~という話です。
私(著者)は実は理解術に関しても研究開発を推し進めていました。
まだ発表できるレベルではありませんが、そのうちこの小説にも登場するでしょう。
ではでは今回の話を始めます。

友達Aは頑張る私(主人公)の横でずっと聞きたかったことがある。
それを今回、突っ込んでいこうと決めていたようで、話の途中に唐突に
A「のん(私)はそういえば進路どこに行く気なの?」
とのことで私は
私「東〇大学」
とだけ答えた。
Aはめっちゃ驚いてすぐに
A「何で東〇大学!?」
と聞いてきたので、
私「東〇大学の認知工学科を狙っているの!」
と言った。
Aは東〇大学ってだけで驚いていたので、さらに驚いたらしく口があんぐり開いていた。
A「東〇大学の認知工学科といえば、記憶術を教えている所だよね!知の化け物たちの巣窟って噂の!」
私は相槌を打ったあと
私「そう。でも記憶術は代表的なものってだけで実際は、“観察術”“推論術”“理解術”“応用術”も教えているらしい。その他の発展形として“推理術”“洞察術”といったものもあるとのこと。。」
と聞いたAはどうやら意味がわからないという顔で
A「あんたすでに化け物じゃん!頭の回転速度の速さや思考できる量だって人間離れしているのに、まだもっと頭をよくしたいの?反対にバカとしか思えないよ!しかも東〇大学の認知工学科って留年や退学が当たり前の厳しい所だってきくよ!」
私は自分を指差して自信たっぷりに
私「私が留年や退学になると思う?」
といったのを聞いて、Aは首を横に振った
しかしAは心配そうに
A「でも東〇大学の認知工学科で留年とか退学しない人って自力で術を作る人で、受動的に知識を享受しようとする人たちじゃないってうたっているよね」
私はそうそうといった顔で
私「だから小論文の点数が重いらしいよ。出題テーマの傾向は「記憶」に関することが多いらしいし」


説明
東〇大学という架空の大学では認知五大業なる「記憶術」「観察術」「推論術」「理解術」「応用術」を教えていることになっている。ちなみにこれらは記憶術以外妄想の産物だが、私(著者)は観察術と理解術を少しだけ作っている。そのため研究開発が進めばここにジャジャジャジャーン!と出てくる可能性がある。裏設定で私(著者)の影響を受けている大学なので、「自分で工夫しない人間を排除する」傾向にある。


Aはそれな!といった感じでスマホを引っ張り出して何か調べはじめる。
私はそれをみながら何調べているんだろう?と思った。
少し時間が経つとAはスマホをみせてきて
A「スマホで調べたんだけどさー。記憶術にやり方が色々載ってたよ。みてみ?」
私はそれに驚きながらスマホに出てきたサイトの記憶術のやり方をみた。
それを読むと大体の内容はこうだった。
「①イメージ化②場所に置く(場所法)」だった。
私は「イメージ化と場所法しかないの??」とつぶやきながら驚いていた。
Aは続けて記憶術の大会の様子の動画を探してきて
A「一緒に観よう。何かトランプを一組覚えるみたい」
と言いながらスマホの画面を一緒にのぞき込む。
私もAもそのすさまじいスピードに圧倒された。
私「すごい!この速さで記憶できたら、私の勉強時間なんかもっと少なくて大丈夫じゃん!」
A「コイツはヤバい!ヤバいよー--------!!!」
と2人でテンション爆上げだった。


説明
記憶術は「メモリースポーツ wikipedia」で探すと色々過去の記録が出てくる。これをみると記憶術ってこんなことできるんだーと思う人が大半だろう。しかもこのデータは最新の世界記録ではない場合があり、私(著者)はますますスゲーと思うわけだ。しかしこれらの世界記録を生み出す方法は①イメージでモノを作る②それを場所に置く、という簡易な方法が基礎になっている。もちろん複雑な方法もあるが大体がこの方式の延長。


それから一通り記憶術の動画や情報をみてからAは私がすっごくニヤニヤしていることに気づいた。
A「何か上機嫌じゃん?どしたの?」
私はニヤけている顔を手で無理やり直しながら
私「ぐふふ。。私良いこと思いついたんだよね。私パラレル思考できるじゃん?ぐふふ。。」
Aはすっごい笑い声にドン引きした様子でそうだね、という感じでうなずいた。
私はそれをみてニンマリしながら
私「私、、イメージもパラレルでできるんだが!これって勝ち確じゃん!」
Aは一瞬何のことをいっているのかわからない様子で止まっていたが、少しすると
A「パラレル記憶術じゃん!」といって驚愕した顔だった。


説明
パラレル記憶術はできるのか?実は私(著者)もその領域には至っていない。できるようにしたいとは思っているが、全然できていない。パラレル思考はまさに始めパラレル記憶術のために開発されたという経緯がある。パラレルに言語を運用できれば、パラレルにイメージを展開できるだろうという予想からだった。でもこのあては外れて、パラレル思考はパラレル思考で練習しないといけない。パラレルにイメージをするのはパラレルにイメージをする訓練をしないといけない。と、あまり連動性がなかったのだった。。

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