NEWONEの「エンゲージメント」読本を取り寄せたワケ
組織のパフォーマンス向上を支援する会社の本を読んでみた。
それがこちら、株式会社NEWONEさんの発行する小冊子。今なら無料で読めるとのことで入手してみた。そのワケはサーベイツールとして使っているwevoxの存在で、この会社だったという縁。
また、下記のように他のサンプル記事も読める。
よく比較されるあるあるの話を交えつつエンゲージメントについて簡単に学ぶことができる本だった。そこで、気になった箇所をまとめてみる。
エンゲージメントを二軸に分ける
本書の前提より「個人の力の最大化を組織が行う」(P.6)発想を目的として会社を立ち上げた様子。
エンゲージメントは他の書籍やツールで語られている通りだが、ワーク・エンゲージメントと従業員エンゲージメントに別れるとある。対仕事なのか対組織なのか。この二軸がエンゲージメントでは語られる。
あるあるのモチベーションとエンゲージメントの違いは主体性と捉えた。主体性が自発につながり自らが行動を起こす。モチベーションはその内包に思う。エンゲージメントは、働きがいと言った方が捉えやすいかもしれない。
なぜ今エンゲージメントと言い出すのか
仕事とは何か?意味は?組織はどうあるべきかをエンゲージメントを通じて今一度問われている理由は、単純に人材流出が大きいのだろう。辞める。どうすれば?防ぐにはエンゲージメントだと。
そのためエンゲージメントを向上したい(なお、結果上がっているが理想)と強調するのは、昨今の状況より必然で、人と組織のアップデートの時期にあると本書を通じて感じる。
その会社でなければいけないことってなんだろう?と意味を問うと、その人の存在を問うことになる。今自分が立っている場所がどこだろうという疑問と思案がふりかえりのタイミングで生じる。
その結果、いてもいなくても一緒。そもそも成長しない。上が言っていることがわからない重なれば、去ることを意識する。そうならない状況を作るために企業側が判断する材料にエンゲージメントが登場したのだろう。
エンゲージメントをマネージメントする
私の立場ではエンゲージメントをマネージメントする必要がある。
そのため、この記事ではツールの話をした。ただ、結論としては、対話。まずは1on1。とにかく話が足りていない自覚をスタートとして、エンゲージメントのファーストステップにつなげる話をした。
リモートワークだろうが出社だろうが、とにかく対話が足りてないことが全ての原因で、エンゲージメントを下げる1番の要因は組織を見守る管理職かもしれないと最近感じるようになった。
本書のコラムにもその立場のタイプ別診断がきっちり指摘。
上と下と定義するならそれぞれの立場に齟齬が生じている。中間層の課長な立場にいるとそれがよく見える。そして伝えきれない立場もその立場だと感じる。
上の人の考えていることがわからん、というのが現場の常というのはどの会社でも見受けられることで、その齟齬をできるだけなくすための情報共有。そして時間がないとなって、ツールあれこれ。エンゲージメント!と叫ぶ。
ただ、その根本は話し合いをして、対話に昇華して相手の考えを知り、自分ごとにするプロセス次第。その発見にエンゲージメントだのツールだのという話になるのだろう。
改めて、そうだよなーという気持ちに本書を通じて思い直した。
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