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キャリアキーノートが書かれた2016年までの自分史とその後のチャレンジ

この記事は、GMOペパボ鹿児島オフィス Advent Calendar 2023の最終日の25日目の記事です。24日目の記事は、Tatsumi0000さんの普段使ってるキーボードと気になってるキーボードでした。

Naked64SF v3について紹介しています。中央のテントがある分割キーボードを使っている身としてはわかりみが深いです。どこまでもカスタマイズできるのが自作キーボードの魅力ですね。ぜひ、お読みください!

さて、私の記事ではキャリアキーノートの続きを書きたいと思います。

鹿児島オフィスでキャリアキーノートを発表した

2023年3月に、私は鹿児島オフィスに出張しました。

この出張は、DevRel活動のふりかえりの記事にも触れている、鹿児島Ruby会議02の開催に合わせたものです。以前の記事で触れた「散歩1on1」を実践しているチームの所在地でもあります。

実は、その後も何度か鹿児島の方々と1on1を行う機会があり、今回この記事を執筆するきっかけとなりました。さて、この出張の際に私は散歩1on1を体験するとともに、キャリアキーノートも発表しました。

キャリアキーノートの再評価

キャリアキーノートとはなにかは、こちらの記事のとおりです。

2016年の当時、自社のふりかえり活動の一環としてキャリアキーノートの発表を行いました。

私はその年に入社した新卒の方々に、自己紹介としてこのキーノートを発表した経験があります。そして、その資料を鹿児島オフィスで再び発表する機会を作りました。

発表の目的は、私の思考や経験である内的キャリアを共有することでした。これは、自社の学びをどのように昇華させるかの具体的な例として提供する目的もありました。

鹿児島オフィスは設立してまだ5年経っていません。会社の中で何を学びどこへ向かうのか。一人の先輩として響く話ができればとの思いです。結果、アウトプットの重要性について響いたのはうれしかったです。

この反響を受け、キャリアキーノートを再び活用したいと感じています。そのためには、自分自身のこれまでのキャリアの続きを紹介する必要があると思い、少しその後の自分史を紹介したいと思います。

2009年〜2016年までの挑戦の日々

当時のキャリアキーノートの資料は、スライドのPDF形式でしか残っていませんが、ここではその内容を要約してご紹介します。

転職を二回した時の学び

卒業してからの初めての就職、その後、IT資格試験を一年で10個取得したことをきっかけに、ネットワークエンジニアへ転職、そしてオフ会主催三昧を経て、現在の会社に至るまでが2009年までのお話です。

2006年にブログ経由で転職したときの学び
2009年にオフ会三昧で出会った方達経由で転職した縁

2009年にサーバーエンジニアとして就職したのが今の会社です。もう、14年間もいることになりますね。

AWSに出会ってからチームビルディングまで

はじめの二年間は大変で、日本にAWS上陸してからは夢中でした。その後の振る舞いから、マネジメントに向いてますねと言われ、リーダーとしてチームビルディングもした流れを紹介します。

夜間対応しながらもAWSの勉強をコツコツ進めてクラウド関連の仕事をゲット

2011,2年は登壇や勉強会に参加し、ブログでのアウトプットも継続。2013年はJAWSで発表。2014年は一人でプライベートクラウド構築の立ち上げを担当。2015年は自社の第一回目のテックカンファレンスで発表していました。

対応サービスも多種多様で、ベトナムへ1ヶ月ほど出張したり、突然福岡に出張したり、いくつもの部署を渡り歩いたりもしていました。火消しのボブと社長から呼ばれていたのはこの頃の名残ですね。

あと、今ふりかえって発見したのですが、このときからエンジニア採用の立ち上げにも関わっていました。2013年頃に、Twitter経由でリファーラルをして、採用面接もしていました。

準備が全てです。そして、準備ができたらただやる。それが一番の集中。

キャリアアンカーは挑戦タイプ

エドガー・H. シャインのキャリアアンカーより

さて、ここでエドガー・H. シャインのキャリアアンカーの話を補足します。

キャリアに関する自分自身の志向(やりたいこと、目標など)や価値観、得手・不得手、好き嫌いなどについて、自分がどのように認識(理解)しているかということです。つまり、キャリア・アンカーとは、「自己概念」、あるいは「セルフイメージ」のことです。

2017年に、自分でまとめていたメモより引用:
シャイン博士と8つの職業人タイプ:エンジニアも知っておきたいキャリア理論入門(5)
https://atmarkit.itmedia.co.jp/ait/articles/0809/11/news153.html

検索すると、キャリア・アンカー診断とか出てきますので、試してみるのもよいでしょう。ここではレッテル貼りにならないように、そういう傾向があると価値観や認識に役立てることが大切です。私は、「挑戦」でした。

自身の経験にあてはめて考えると、エドガー・シャインの内的キャリアの有効性を改めて感じる。誰かに感化されたり影響を受けたりと人は物語を聴きたいのだ。内的キャリアを伝えることは、組織開発になると感じた。

引用:戦略人事とは「人間についてのプロ」になること
https://note.com/bobmgmt/n/n2b9ea1f7a580

最近は、物語ることが次の世代へつながることだと再認識しています。挑戦の日々だった私のキャリアはその後どうなっていくのか。続きの7年間をあと少しだけお付き合いいただければと思います。

2017年〜2023年:成長の変遷

スライドにしたいところですが、文章で簡単に紹介します。いつか、スライドで物語ることができるといいですね。

2016年〜2019年:チームとの協働へのシフトと個人の成長

2016年の後半、私はインフラエンジニアとして、プライベートクラウドを利用した移設作業を継続していました。しかし、この時期から、運用中心の、いわば一歩後ろに下がって全体を見渡すような役割を担っています。

この変化は、私の視野と視界が広がった結果だと思います。以前は、常に前へ前へと挑戦する姿勢でしたが、周囲やチームとの協働を重視する意識へと変わりました。

それまでは、もっぱらがむしゃらに取り組んでいたので、その変化に周囲も驚いていたのを覚えています。エンジニアとしての生き方を考え直していたのもこの時期からです。

2017年は、部署横断から全然別のチームに落ち着きます。チームの立ち上げを担当し、チームビルディングを重視。2018年はメンバーのタスクボリューム調整をよくやっていました。

ファシリテーターの強みが出てきたのもこの頃です。いろんなミーティングを開催しては、まとめ役を担っていました。2019年は、手を動かしながら、全サービス横断した改善活動が業務の中心でした。

2020年〜2022年:ピープルマネジメントへの移行

この年にサブマネージャーとしての役割を担い、労務管理やメンバーの日々のケア、1on1や評価面談の実施など、ピープルマネジメントに集中しました。出退勤や体調確認に有給取得支援もしていました。

ジュニアエンジニアの育成に注力し、マネージメントスキルの向上に努める姿勢は、私がこのnoteに記録してきた記事に反映してきたつもりです。はじめてこのnoteに投稿したのは、2020年4月17日です。

現代は科学の視点が多分に含まれた情報が増えてきたこともあり、この「マネージメント」なるふわっとした経験則の塊でしか共有されてこなかったスキルがより情報化・表面化していく流れだからこそ、書き起こしておきたいと思いnoteをはじめることにした。

引用:マネージメントとは何かを考える
https://note.com/bobmgmt/n/nef4451864bf3

この時期をふりかえると、主にコミュニケーションパスの要を担当をしていたと言えます。プレイングマネージャーとして手も動かしていました。世の中のマネージメントの概念の変化を感じ取っていたのもこの時期です。

その役割の大切さを深く感じていた中で、ソフトウェアエンジニアの採用に関する危機を察知。誰も気付かないような仕事に手を挙げがちな私が、この問題にとりくむために元エンジニアとなるのでした。

2023年:DevRelチームへの参画と持続的な自己変革

そう、結局は今もこうしてアンラーニングでリスキリングな日々をただただ繰り返しているだけなのです。自己変革っぷりより、私のキャリア・アンカーは今調べても挑戦なのかもしれません。

改めてこの一年のふりかえりは別のAdvent Calendarにまとめたとおりです。

そして、技術広報のようにテックブログ支援が来年にかけての挑戦です。

エンジニア採用は意思決定ができるデータを集めることができました。

そう、すべてnoteにアウトプットしたとおりです。ブログを書き始めた2004年からもずっと場所を変えては、手帳なりインターネットなりでアウトプットを継続してきました。

その都度、自身の行動をふりかえって学びとしています。

まとめ

最後に、2016年作成のキャリアキーノートの最後のスライドを載せて、まとめとします。

書くことは考え直すこと

来年も、私はマネジメントなのか技術広報なのかジンジニアなのかDevRelなのかを気にせず、内的キャリアに目を向けて行きます。自分の価値観をベースに信念をアップデートしていきます。

どんなに肩書きが変わっても、私の内的キャリアは常にアウトプットを通じた挑戦で形作られていくのだと思います。これが自己変革だと思いますし、仕事で得られる成長なのでしょう。

仕事をして、来年はちょうど20年の節目に入ります。この文章がキャリアキーノートとして、また誰かの参考になったとしたら、うれしい限りです。

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