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12th Anniversary。特別なこの年の設立記念日に。

コロナ禍をかいくぐりこの日を迎える

会社設立12周年。おかげ様でコロナ禍をかいくぐりこの日を迎える。上半期は好調に展開しながら、年明けからまさかの新型コロナウイルス感染症拡大で下半期は販売機会がほぼすべてストップ。


当社がデザイン会社としてデザイナーとともに立ち上げたのは平成20年。H20からとって、エイチツーオーと名付けてスタートしたのだった。


当初はグラフィックやウェブサイト、パッケージなどのデザインを事業の中心に据えながら、自社商品を持とうと考え、手編みレースに地域の伝統的工芸品である金沢箔を貼ったアクセサリーの商品開発に着手したのが7年前。
県の支援も得て、箔を貼る技術を研究し、特許取得にもこぎ着けた。この間に、販路を開拓し、多くのお客様やバイヤー様のお力添えをいただいて、事業はアクセサリーの製作販売が中心となる。


人の動きは戻らず

米国・ニューヨークのMuseum of Arts and Design、ポートランドの日本庭園美術館、ロサンゼルスのJ. Paul Getty Museum でそれぞれ採択いただき、出展・販売が実現し、フランス・パリのギャラリーでワークショップを開催するなどして、さあ2020年もステップアップをと目論んでいたところだった。正月の銀座の百貨店出展時には、中国人観光客の入り込み減少を実感、あれよあれよという間に日本国内でも新型ウイルスの感染が拡大していく。やがて4月には、店舗も県から休業要請を受けて一時閉店に。緊急事態はあけたとはいえ、地方都市にあっては一向に人の動きは戻らず、お客様も帰ってきてはいただけない状況が続いている。


そんな中で迎えた設立記念日。先行きも不透明で、決して楽観もできない日々ではあるが、多くの方からお祝いのメッセージもいただいた。落ち込んでいる暇はない。また新たな一年が始まるという気持ちを高めていただいた。この積み重ねで何とかここまでやってきたのだから。また新たな緒に就いたと考えるしかない。


ドアの向こうに広がる新しい世界へ


多くの経営者がそう考えているように、新型コロナウイルスなんてものに負けてはいられない。今は少し、歩みのペースを落としながらも、朝が来ない夜はないと信じて。反転して切り返すタイミングを見計らって、その時に備える。この苦難を乗り越え、ドアの向こうには新しい世界が広がることを期待して力を蓄えたい。

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