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仕事をサボって子育てしよう
子供がまだ小さい頃、よく仕事をサボって育児を手伝っていた。
妻が体が弱く疲れやすい体質の為、子供が熱を出したりすると僕が仕事の合間に病院へ連れて行ったりした。
また、習い事の送り迎えや発表会などの行事にも積極的に参加した。
幸い営業職で外回りがメインだった為、自分で時間の調整ができたのもあるが、時には会社に嘘をついてでも子育てと家族との時間を優先した。
いまから20年くらい前はまだ会社のコンプライアンス体制も整備されていなく、休日出勤やサービス残業は当たり前の時代。
家庭より仕事を優先するのが当たり前の時代。
当時からそんな働き方に疑問を感じていた為、罪悪感は全くなかった。
むしろ、大きな目線で見ると社会貢献だろ、くらい思っていた。
当然子育てに割いた時間を取り戻すため、人より多く仕事の成果を残した。
おかげで今現在も家族はとても仲良しだ。
大学生になった子供達とも夏は必ずキャンプに行き、休みはなるべく合わせて家族で出かける。
子供が小さい頃に、出世のチャンスが何度もあった。
しかしその度断ってきた。
そのほとんどが単身赴任を余儀なくされるため家族といる時間が減るからだ。
今になっても全く後悔はない。寧ろ、最良の選択をしてきたと思う。
綺麗事を言うつもりはないが、お金や名誉よりも僕は家族が最優先だから。
今の子育て世代に言いたいのは、子供と過ごせる時間は本当に短い。
その限られた時間をできるだけ一緒に過ごしてほしい。
そして積極的に子育てに参加してほしい。
仕事は多少遅れを取ってもいくらでも取り返せるから。
日本は少子高齢社会へ向かってまっしぐらだ。
今は男性の育休もとりやすくなり、もう仕事をサボる必要などないくらいずいぶん子育てしやすい時代になった。
しかし、まわりを見てもまだまだ男性の育児参加に対する意識は低い。
少子化に歯止めをかける為にも社会と当事者の意識改革がより一層必要だと思う。
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