見出し画像

ベンチャー業界におけるCFOのキャリア‐報酬相場や平均年齢などを公開‐

日本でも財務状況から会社経営を把握し、企業の成長を支える役割のCFO
を置く企業が増えています。社長のパートナーとして重要なポジションであるCFO。
どんなキャリアをお持ちの人がCFOをされていると思いますか?今回、BNGパートナーズでは、マザーズ市場上場企業の公開情報をもとに出した、年齢・転職回数・CFO経験などの統計データをまとめました。ぜひ、採用の参考にご覧ください。

CFO採用を検討されている方はこちら

(1)年齢

画像11

30代のCFOは4分の1以下という結果に。若手から育ててCFOというケースは少ないと言えそうです。

また、40代が全体の半分弱(42%)を占めており、上場の成功確率を狙った、経験豊富な幹部を登用する企業が多いことが読み取れます。

(2)経験社数

画像11

経験社数は少なめの3社以下が63%。転職回数が2桁超えも珍しくはない業界で、ベンチャー以外も含めた30-40代の一般的な転職回数2.5社と近しい数字になっています。

(3)役員報酬

画像11

1000万円台が過半数を超え、年収を下げて参画する人でも800-1500万円が相場となっています。
また、上場前後で報酬が変わるケースもありますが、上場N-2(≒監査対応段階程度)から参画する場合は800-1500万円が相場のようです。

(4)経験回数

画像11

IPO達成経験を持つCFOが就任するケースが多いと思われがちですが、実際には初めてIPOを達成する方が大多数であることが分かります。
マザーズ市場の上場企業において上場達成した経験は最重要かつ必須ではなく、経営メンバーとしてIPO後の企業成長にコミットしてくれるかどうかが重要ポイントと考えられます。

(5)学歴

画像11

MARCH以上の私大出身は54%と過半数を超えていますが、高学歴が多い結果となった中で、旧帝国大学出身者は多くはないという結果に。

(6)CFO 就任時期

画像11

IPO達成より前の就任が9割。
監査法人や証券会社、投資家とのやり取りの中で、IPOをミッションとして参画するケースが多く、監査法人とのやり取りの中でCFOの必要性が高まり、採用活動をスタートするケースが多いようです。

(7)1stキャリア

画像11

画像11

活躍するCFOの半分近くが事業会社出身でした。採用ペルソナとして頻出する監査法人出身の方や金融機関出身の方のCFOはそれぞれ、20%、12%と全体に占める割合は低い傾向になりました。実際には金融機関出身のCFOはマイノリティになることが分かります。

(8)1st → 2ndキャリア

画像11

1社に在籍し続け、CFOになるケースは少なく、勤続年数で言えば、早くからチャレンジ志向があり実際に転職をしている方がCFOとして活躍しているという結果に。
 初めて転職を検討するタイミングは平均で5.8年。80%以上が10年以内に転職していることから伺えます。

(9)2ndキャリア

画像11

(10)CFO直前の勤務企業

画像11

CFOはベンチャーからベンチャーへの転職という傾向に。現CFOの半数近くが転職前も別のベンチャー企業に属しています。

ご覧になっていかがでしたでしょうか?CFOを採用にお困りの方、これから採用をお考えの方はぜひBNGパートナーズまでお問合せください。

CFO採用を検討されている方はこちら



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?