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転職後、半年で休職した話(2/3)

精神科病院

玄関入ってすぐに受付係りの方が優しく迎え入れてくれて、
私が小学生であるかのように寄り添って案内してくれました。

急な訪問だたっため2時間ほど待ったかもしれません。
待っているその時間はとても貴重でした。病院にはいろいろな人がいて、その人たちがどんな悩みを抱えているかはわからないけれど、

確実に人が人を助けている場所だとわかったから、
ここは天国だと思いました。

先生の診察の前に、看護師さんに今日来た理由と私のことについて質問に答えました。
看護師さんは、優しく話を聞きながらそれをキーボードで軽快に打ちました。私の気持ちは絶望ではなくなっていました。

その少し後、先生の診察になりました。
先生は、おそらく私と年齢は近く、とても落ち着いていました。
さっきの看護師さんが打った文字を見ながら、より細かく丁寧に話を誘導して、私は私のほとんどすべてを話しました。

ただし、私の臆病でダメな性格のせいで会社でうまくいかないこともあり、それは完全に私の問題であるから、
それを先生に聞いてもらうことは申し訳ないという気持ちと、
そして、どうしようもない人間と思われてしまうという引け目がありましたから、完全にすべては話せませんでした。

私はいつまでもこういう人間なのです。

診察結果

適応障害。
想定していた結果でした。というのも、病院に来る前にネットで調べてこの名前を確認していたからです。

とりあえず1か月間、年末いっぱいまで休職を要すると、診断書を書いていただきました。
私の身体の症状は不眠と動悸と腹痛・下痢だったため、
夜眠れる薬、不安な時に飲む薬、お腹に効く乳酸菌の薬 を出してもらいました。

そのほかに体に異常があるかどうかを確認するために、健康診断を行い終了しました。

帰宅

帰り道はいろいろな感情が湧き出てきました。
先生に診断してもらって会社に行かなくていい安堵
薬をもらえてそれをそばに持っていられる安心感
だけれどこれからどうなってしまうんだろうという不安
いつかは復帰しなければいけない苦しさ
どんな顔で復帰すればよいのだろうか
休職中にもう一度見つめなおして転職を視野に入れてもいい、
走ったり、本を読んだり、映画を見たり、好きなことをなんでもしてみよう。
そんな期待も生まれて。

でもとりあえず今は眠ろう。すべて忘れて幸せになろう。

会社に連絡

会社のイントラの中から休職届のワードをダウンロードし、
「適応障害のため休職します」と診断書とともに上司にメールをした。
そのメールに私がつらかったことを簡単に書いた。
細かい内容については書けなかった。怖かった。
受領したとの返信メールを確認してすぐにすべての電源を切り、眠りました。

ふくしまアクアマリンのカワウソとこども

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