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思い悩む日々の処方箋

変身資産という概念をご存知でしょうか。「いまの私」から進化するチカラのことです。コロナ禍での2年間、それまでやっていた仕事や人生について色々考えることが多かったと思います。いまでも考え続け、悩み続けているひともいることでしょう。当然だと思います。世の中が急激に変わり、仕事がなくなった人もいるし、生活が変わった人もいる。ただ多くの人は幸いにして「そこまでではない」ことが多いでしょう。でも「このままでいいのか」という自問自答は続いているのではないか。僕自身も同じような感覚を持っています。ミドル・シニア、特に50代は尚更でしょう。「中年の危機」に直面している世代です。中年の危機。つまり「自分の人生って何だったのだろう」「自分が本当にやりたいことをやってきたのか」と思い悩む年代なのです。

中年の危機を解決するのは、究極的には「悟りに至る時間」かもしれません。ただ放っておくと精神的に鬱々としてきますから、なんらかの対処が必要だと思います。カウンセリングを受けるのもいいかもしれません。しかしそこまでひどくなければ「運動する」「勉強する」「料理する」などはヒーリング効果があると思います。それに「SNSを止める」のも良いでしょう。最近ではSNSの悪い面、「不安や嫉妬を煽る」「ネガティブなニュースや物言いに引っ張られ感化される」「つながりどころか孤立を感じさせる」「過度に承認欲求を高めてストレスになる」などが問題視されています。こういうネガティビティを遠ざける。運動や勉強などプラスの効果を高めながらSNSのマイナス効果を排除することです。

そして変身資産でしょう。中年の危機のみならず、全世代の処方だと思います。「やりたかったことをやってみる」または「誰かに勧められたことを素直にやってみる」。これが本当に難しい。大抵は「そうは言っても」という言い訳が返ってきます。だからそれが出来る人は特殊な能力、成功者の能力を持っているとみなし「資産」と呼んでいるわけです。僕にとって変身資産は「無形資産」のひとつで、「仕事のスキル/生産性資産」や「健康であること/活力資産」と同じ列に位置付けられます。だから変身資産があるかどうかは個々人によります。しかし仕事のスキルを高めたり健康状態をよく出来るように、変身資産も後天的に入手可能です。そのコツは結果を期待せず、大きなことでなくても良いから、昨日と違うことに着手することだと思います。例えば「掃除をしてみる」「文章を書いてみる」「個人キャンペーンをやってみる」。もちろん「ジョギングしてみる」「料理してみる」なども良いでしょう。それを続けると、「あまり難しく考えず気軽にトライしてみるメンタリティ」が鍛えられます。要は「腰が軽くなる」。やがて変身資産は蓄積され、仕事やキャリア、つまり人生でも「いまの私とは別人の私」を手に入れることになってしまうのです。やってみてください。