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子供が就活で苦しんでいるらしい

配信日:2021年5月26日

子供から就活で苦戦していると連絡をもらいました。「4回目くらいの面接で何故か落とされる」。奇妙な法則性があるようです。面接をした者でないから、僕も何故「4回目くらい」なのかはわからない。「それでいま、どこと進んでいるの?」「1社だけ。他はどうしようか迷っている」「1社だけで大丈夫なのか?」・・・。どうやら、何度も落とされることで「学習された諦め」になりかけているのではないか。学習性無力感。人間は何度も挑戦してその都度、敗北を味わう(学習する)と「どうせやっても無駄なのだ」と無気力になることがあります。こうなると半ば精神をやられている状態で、新しい挑戦を躊躇するようになる。新しいチャンスが巡ってきても「どうせまたダメだろう」と結論付けて行動しない。または挑戦しても敗北の痛みを避けるために「低い期待」に甘んじる。自己効力感が落ちている状態です。

僕もこんな状態はあります。特に新案件を取り損なうことが3回も続くと、そんな気分になります。そのたびに「ああ、俺、いま自己効力感が落ちている」と自分に苦笑し、気分を立て直します。こんな時にクスリになるのは「ジョギング」「料理」「執筆」です。とにかく内にあるネガティブな感情を放出するのがコツです。ジョギングは音楽を聴きながらひたすら走ります。やがて走っている感覚すらなくなり、色々な閃きが降りてきます。閃きどころか「走れる。凄いことだ。神様、健康でありがとう」と感謝の念すら生まれることもあります。料理は出来るだけ凝ったものを作る。普段食べるようなものではなく、おしゃれな料理や冒険的料理が創造性を改善してくれます。それで昔はよく友人を呼んでパーティもしました。参加費は1人1本のワイン。食材の調達と料理は僕の仕事です。あれは楽しかった。コロナが終わったら再開してもいいな。そして執筆。これは、例えばこのメルマガもそうですが、世の中と繋がるチャネリングのようです。このメルマガも毎週2000人ほどの方が読んでくれています。たまに感想を頂きますが、これが実に勇気づけられる。「独りではない」「世の中と繋がっている感覚」は実にパワフルで、再び前向きになるモチベーションをくれます。こういう「身体を使う何か」「仕事以外のアウトプット」は精神を健全に保つ「一種のセラピー」だと思っています。これらをすると気分がすっきりして「別のモノの見方」が自然と湧いてきます。子供にもさりげなく勧めておきました。

「入社しなくて良かったということもあるものだよ」。こんな話もしました。「どんなに希望する会社でも、入社できて良かったのは内定が出た時までで、実際に働いてみたらとんでもないブラックだったとか、時には過労死もあるかもしれない。落とされることで守られている可能性もあるんだよ」。僕が本当に伝えたかったのはこちらだったと、いまこれを書いていて気づきました。せっかく生まれてきたのだから、この人生を精一杯、楽しんでほしい。もっと経験を重ねて大きくなったら、いまの苦しさも「あの時、落とされて良かった」と思える時がきっと来る。いま起きていることをモザイクの一片と捉えて、もっと大きな視点で眺めてみれば、人生はきっと美しい絵になるに違いないのです。

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消費財・FMCGのブランド戦略、マーケティングを得意としております。 市場での弱者が戦略によって強者に打ち勝つ。その痛快さを世の中とわかちあうためにこの仕事をしています。 会社、製品サービス、パーソナルに限らず、 世の中のトピックスをブランド戦略の視点で読み解きます。