社会の課題を業務の効率化とアウトソーシングで解決 会計事務所における経理BPO事業への取り組み方
企画・設計から運用まで、企業の経理業務プロセスを一括して外部に委託する経理BPO(Business Process Outsourcing)が今、会計事務所の新たなビジネスモデルとして注目されている。ただ、このビジネスは税理士資格が不要で異業種も参入できるため、今後の競争激化も予想される。大々的に事業展開している企業も既にあり、会計事務所が経理BPO事業を始める場合、そういった企業との差別化が課題になる。そこで今回、財務会計に特化した経理DX代行サービスを主軸として、経理アウトソーシング事業を運営している株式会社ファーストアソシエイツ(東京都千代田区)の代表取締役社長でファーストパートナーズ会計事務所の代表税理士である竹田清香氏(写真)に、会計事務所における経理BPO事業の差別化戦略についてお話を伺った。
経理BPO事業を目指して独立・開業
―― 経理アウトソーシング事業、いわゆる経理BPOを展開する株式会社ファーストアソシエイツの代表である竹田先生に、会計事務所における経理BPO事業の意義と、その取り組みについてお話を伺います。竹田先生は税理士資格をお持ちで、ファーストパートナーズ会計事務所も経営されていますが、まずは竹田先生のご経歴からお聞かせいただけますか。