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第1章 地域開発の3つのステップ#2-1

ブルー・マーリン・パートナーズ株式会社は、人々のあたらしい暮らしを支える産業と社会システムを創造する事業創造ファームです。本マガジンでは、「つながりと物語をはぐくむ地域のつくりかた」に焦点を当て、知見をお届けいたします。

今回の投稿からは本章に入ります。まずは地域開発をするにあたっての手段について、私たちが整理した3つのステップについて学んでみましょう。

産業の創出と関係のデザイン

都会のエリートは地域で幸せになる

地域はこれから、人口減少に伴いその地形や気候、文化や産業に適した人だけが残り、集約されていく。 その流れの中で、地域ごとに異なるコンセプトを持ち、その地域で暮らすことが幸せに感じる人たちのコミュ ニティができ、教育や福祉、通貨、自治に至るまで地域ごとに全く違うものになっていく。 都会に住み、資本主義の世界で戦う人々は、今こそ自身の「帰る場所」を育て始める恰好のタイミングであ る。週末や夜の時間を使って、地域に足を運んで自身が幸せに感じる地域を見つけたら、どんな小さなこと でも良いので貢献することから始める。

都会エリートが地域においてできることは何なのか

地域において、都会のエリートができることは何なのか。 まず初めに断っておくが、シェアリズムの世界において「価値」は反転している。エクセルでの素早い表計算 や、プレゼン資料をまとめるなどはそれほど価値がなく、むしろ地域の用水路の溝掃除や、隣の方のお宅 の階段を直すことの方が、よほど価値がある。 シェアリズムの世界において必要なのは、地域で共同の施設や土地などの共有資産を維持・管理し、日常 の困りごとを助けることであり、それによって得られた恩恵を分け合って暮らしている。 つまり都会エリートとは、地域に入り込むと、「役に立たない頭でっかちの人」に見られやすい。 では、そんな中で何をするべきなのか?

1 つ目に、地域開発を可能にする主観産業の構築であり、2 つ目に、地域での豊かさを育む関係のデザイ ンである。

地域の 1000 億円産業とは何か?

地域の主幹産業の構築に重点を置いているのは、地域が再編されるにあたってそのガソリン(=お金)源を 潤沢に用意しておく必要があると考えるからである。
地域はこれから「世界一位」のものを「1 つだけ」生産し、世界各地と直接取引をしてゆく必要があることを勘 案すると、最低必要な規模は 1000 億円なのだ。これは、海外の有名ブランドの OEM の請負などでは到底 到達しない。それぞれの地域においてデザインやブランド管理部門を保有し、「ブランド」と「価格設定能力」 を培っていく必要がある。 この可能性がある地域として、新潟県燕市、メガネで知られる福井県鯖江市などがあるが、現在ヨーロッパ の有名ブランドの OEM が多く、今一歩到達しているとは言い難い状況である。

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(次回に続きます)


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