6日間プログラミングの講義を受けて思ったこと

 今日(2月16日)までの6日間,大学のスクーリングにてプログラミングの講義を受けてきた.

 感想はいろいろあるが,まず何と言っても,体力的にキツかった.9時18時の間で合計7時間30分の講義を6日連続受けるのはしんどい.休憩時間には我慢できずに廊下で動的ストレッチをひたすらやっていた.ここで身体を動かすことの重要性を再認識.身体を動かすことは頭にも好影響を与える.

 内容としては,MathematicaとC言語.どちらも1つ目の大学時代にやったことがあるので,講義を聞かずに自分のペースでひたすら課題を進めることができた.内容もかなり基本的なことばかりだったので.

 とはいうものの,大学2年生の頃はプログラミングに相当苦戦した覚えがある.授業内の課題が全く間に合わず,というかコードの仕組みや理屈がさっぱり理解できなかった.ループの話が分からなかったくらいのレベル(笑)そんな体験をしていたので,プログラミングに対してはちょっとした苦手意識があったけど,研究室生活で少しだけやったことと,単純に僕の地頭がこの数年で鍛えられたことが功を奏し,12月のスクーリングと今回のスクーリングは難なくクリアできた.人間の成長って素晴らしい,と感じると同時に「なんで大学2年生の時にこれができなかったんだろう」と振り返る.理由1,きちんと先生の話を聞いていなかった.理由2,プログラミングをやる理由がイメージできなかった.理由3,そもそも興味が全くなかった.これら全てが解消された状態が今の僕である(理由1に関しては特に変わっていないかも・・・?).

 そんなに専門的にプログラミングをゴリゴリできるわけではないけど,今回のスクーリングは算数や数学の問題を今までとは別の角度で捉えるという点で,頭の体操として非常にいい機会だった.あとは,自らの思考や行動をプログラミングのように構成・実行していくという視点もより強固なものになった.「この場合はこうして,この場合はこうする」みたいな,準備思考が備わった.

 数学にしてもプログラミングにしてもそうだが,何か1つの分野を勉強することにより,その分野での思考プロセスを自らの日常に取り込むことができる.これは1つの抽象化である.これにより,生活における思考の幅が広げられる.ポケモンの技みたいに,新しいことを身につけることによって,もともと備わっていたものが消えていかないように注意が必要である.使わない思考も,定期的に動かしてあげないと.

 そういった意味ではたくさんの分野の勉強を引き続きしていきたいが,僕は「なぜこれを勉強するのか」という理由を見つけられないとなかなか進められない性質を持っているのが厄介である.でも,最近は「まぁ,やっていくうちにわかるかな」という風に考えられるようにもなったので,この調子でいろんな分野をつまみ食いしていこう.

 算数や数学を子どもに教えていると,「なんで算数(数学)の勉強をするんですか?」という質問を受けることが多い.小学生の子どもをもったことのある親御さんは誰しも1度はこのような質問を受けたことがあるのでは?文脈にもよるけど,最近の僕は「僕の中で暫定的な答えはあるけど,教えなーい.ま,そのうちわかるよ」と返すことが多い.僕自身,人に教えてもらった答えよりも,自分自身でちょっとずつ作り上げた答えの方が価値のあることを知っているからだ.

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?