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クリエイティブな発想法 - 新しいアイデアを引き出すテクニック(第2回Webinar開催しました)

話題のAIさんに、動画の文字起こしから要約までを行なっていただきました。気になる文章は、動画を視聴して確かめてくださいね。

概要)このセミナーは、「ハイブリッド・イノベーション」に関する第2回目のセミナーで、クリエイティブな発想法を中心に、オンラインでのブレインストーミングの知識、ブレインストーミングのテクニック、オンラインでのアイデア共有のためのツールとテンプレートについて紹介されました。

ハイライト

  • -セミナーでは、オンラインでのブレインストーミングについての基礎知識やテクニック、アイデア共有のためのツールやテンプレートが紹介されました。

  • オンラインでのブレインストーミングの重要性や効果的な方法について、具体的な事例やアドバイスが提供されました。

  • ハイブリッド・イノベーションに関する書籍「ONLINE INNOVATION」の中で紹介されているツールやテンプレートも紹介され、オンラインでのアイデア共有に役立つ情報が共有されました。

はじめに

こんにちは。「クリエイティブな発想法 - 新しいアイデアを引き出すテクニック」のタイトルで、本日はウェビナーに参加いただきありがとうございます。このウェビナーは、クリエイティブな発想と新しいアイデアを引き出すテクニックを学ぶためのものです。

オンラインイノベーションの本の翻訳出版クラウドファンディングを実施中ですが、英語が難しいと感じる方もいらっしゃるため、書籍の内容紹介を目的としてウェビナーを開始しました。

今日は、オンラインでのブレインストームの基本知識、ブレインストーミングで使えるテクニック、オンラインでアイデアを共有するためのツールとテンプレートについて、3つの話題を用意しました。

主催のビジネスモデルイノベーション協会は、学び合い、イノベーションを実現する人と組織を作ることをミッションとして活動しています。

このウェビナーでは、参加者がアイデアを出し合い、優先順位を決め、アクションプランを作成することを学びます。今日の参加理由をチャットで教えてください。


今日のテーマは、クリエイティブな発想法と新しいアイデアを生み出す方法について話し合いましょう。私たちが参加しているのは、新しいアイデアを見つける方法について学ぶためです。リクルートやNTTグループなどの会社で働く人たちも、目的を決めてから行動することが大切だと言います。

オンラインでのアイデア出しやブレインストーミングには、いろいろな問題があります。例えば、ツールに不慣れな人はどう対応すればいいのか、参加者が積極的に参加できるような工夫はどうすればいいのか、意見が合わないときどうすればいいのか、などです。

オンラインでのコミュニケーションに悩むこともありますが、クリエイティブな発想を引き出す方法を学びましょう。基本的な知識を持って、オンラインでのアイデア出しを上手に行いましょう。それでは、さっそく話し合いを始める前に、1つ資料を共有します。

Zホールディングス(Yahoo Japan)の安宅さんが発表した新しい人材育成の考え方で、Facebook等でたくさん拡散されています。この中で述べられている考え方は、これからの時代に重要なスキルを持っている人がどのような人かを示しています。

それには、普通の人とは違い、いくつかの分野で突出している能力を持っていることや、夢を描き、複数の領域をつないで形にすることが含まれています。さらに、分析力や問題解決能力、AIやデータに関する知識も大切で、これらのスキルがないと、今後厳しくなっていくことが予想されます。

これは若者だけでなく、ミドル世代も同様に大切なことです。今日の話では、この考え方をもとに、3つのポイントについて詳しく説明します。

話題1: オンラインでのブレインストーミングの基礎知識・基本的な考え方

オンラインでブレインストーミングを行う時の工夫と、いい非同期ツールについて話を進めます。

まず、オンラインでのブレインストーミングでは、黙ってアイデアを書いてもらうことが大切です。例えば、2分や3分でたくさんのアイディアを出してもらい、それをみんなで見て新しいひらめきが生まれます。これだけでもアイディアの数が3倍になることがあります。

次に、ツールについてですが、miroやMural、マイクロソフトのSharePointなど、色々なものがあります。おすすめは、使い慣れたものを選ぶことです。miroは柔軟性が高く、最近ではセキュリティも改善されています。またSharePoint365やパワーポイント、エクセル、ワードなどもビジネスパーソンにとっては馴染み深いもので、かつ共同編集できるので、ハードルが低いです。

これらの工夫とツールを使って、ブレインストーミングをもっと効果的に行いましょう。

我々は、ビジネスモデルキャンパスやバルプロポーションキャンパスで、共同ファイルを使って一緒にアイデアを出し合う方法を使っています。これは、ブレーンストーミングを楽しくして、みんなが一緒に考えることができます。

オンラインでのミーティングでは、ファシリテーターがみんなの名前を呼んで、一人一人に話すチャンスを与えることが大切です。そうすることで、みんなが積極的に参加できるようになります。また、おじさんたちも恥ずかしがらずに、積極的に発言できるように、声をかけてあげてください。

具体的なテクニックとしては、黙って書く方法があります。これは、みんなが同時にアイデアを書き込むことができ、その後で共有することができます。問題解決のために、アイディアを出す際には、まずはっきりとした前提条件を設定することが大切です。

話題2:アイデアを生み出すための実践的で、好奇心を刺激するアプローチ

オンラインでのアイデア創出では、好奇心を刺激するアプローチを使って、みんなが発言しやすい状況を作ることが大切です。どんな問題を解決したいのか、誰のために解決したいのか、明確にすることで、みんなが一緒に考えることができます。

グループでアイディアを出す方法について、一人ひとりが黙ってアイディアを出す方法と、みんなで話し合って出す方法があります。先行研究では、黙ってアイディアを出してから話し合う方が、効率も内容(質)も良いとわかっています。アイディアを出すテクニックはいろいろあります。例えば、曼荼羅チャートを使ってみんなでアイディアを出し合ったり、SCAMPER法で色々な角度からアイディアを考えたりする方法があります。

また、アイディアを出すフェーズと選ぶフェーズを分けることも大切です。最初にどのように評価するか決めておくことが大事です。このような方法で、もっといいアイディアが出せるでしょう。

新しい商品やサービスを作る時、大切なことは、誰のために作るのか、どんなものを作るのか、なぜそれを始めるのか、そしてそれを選ぶ理由を考えることです。そのために、社長やリーダーがしっかりと考えるべきです。また、新しい商品やサービスは、既存のお客さんに提供するのか、新しいお客さんを獲得するためのものなのかを考えることも大切です。それが分かっていないと、後で物言いがついたり、後戻りさせられるなど問題が起こることがあります。

具体的には、新しいお客さんに提供する商品やサービスでは、どのようにしてリーチできるのか、チャンネルを作ることができるのか、コストがどれくらいかかるのかを考えなければなりません。また、どれだけ新しいものを作りたいのか、いつまでに作らなければならないのか、などの質問も重要です。

最後に、組織のリーダーや幹部は、これらの質問をしっかり考えて、ビジネスモデルを作ることが大切です。そうすれば、うまくいく確率が高くなります。小学生にも分かりやすく言うと、「誰のために何を作るのか、なぜ作るのか」を考えて、しっかり計画を立てることが大切だということです。

大切なのは、組織のリーダーがしっかり学習し、ファシリテーターが優しくサポートすることです。好奇心を刺激するアプローチとして、好きなブランドを使って考える方法があります。例えば、アップルの社員だとしたらどういう発想ができますかと問いかけることで、新しいアイデアが出てきます。実際に、ある大学で学食を良くするためのプロジェクトでこのアプローチが成功し、たくさんのアイデアが生まれました。リーダーは学ぶことと、ファシリテーターはサポートすることが大切です。

同じ色の付箋紙を使う理由は、組織内で誰が書いたかを気にしないためです。同じ色の付箋やペンを使うことで、組織ダイナミックスを排除し、みんなが平等に意見を出せるようになります。オンラインでアイディア共有ツールとテンプレートを使うと、みんなが自分のペースでアイディアを出し合い、お互いに刺激を受けて頑張ることができます。

話題3:オンラインでのアイデア共有のためのツールとテンプレート

ハイブリッドは場所や時間軸に関係しています。オンラインとオフライン、会社の支社間でのコラボレーションが可能になります。コロナの影響でリモートワークが増え、個人がリモートで働くことが一般的になりました。時間軸のハイブリッドは、ライブとミーティングの間のインターバルを活用することです。

非同期ツールを使うと、みんなが自分のタイミングでアイディアを出せます。アイディアが増えると、みんなが頑張って書き込みます。この方法で、会議の内容を忘れずに、成果物を残すことができます。

2年前、私たちの会社でハイブリッドイノベーションを行い、たくさんのアイデアが生まれました。その時のテンプレートと成果物は、今も残っています。ブレーンストーミングでは、miroのテンプレート枠を作ってアイデアを集めました。1週間で、最終的に500個以上のアイデアが出て、すごい結果になりました。

テンプレートと非同期ツールを使うことで、みんなが集まらなくてもアイデアを広げることができます。この方法で、たくさんの知識と知恵を同じ場所に集めることができます。それから、いかに早くアイデアを市場に出すかが大切です。

ワークショップでは、テンプレートを使ってステップを進めていきます。まずゴール設定をし、アイデアを出し、問題や課題を見つけます。それから、どうすれば問題が解決できるか考え、アイデアを選びます。最後にアクションを決めて、誰がやるか、いつまでにやるかを決めます。この9ステップを1時間でやるのがLightning Decision Jam (LDJ)です。

テンプレートを初めて使う時は、ファシリテーターが非常に重要です。彼らは参加者にアドバイスを出し、フィードバックを与え、安心感を与えます。

マインドセットも大切で、練習の場を作ることが重要です。例えば、付箋を使って名前や出身地、好きな建物などを書かせることで、練習を始めましょう。それから、ツールに慣れるために、動かす場所や色を変えるなどの説明・指示の手順を書き記しておき、最初に実際にやってもらいます。

確認も大切で、アクセスできるかどうかや通信、パソコンのブラウザなどを確認しましょう。ハイブリッドな環境は難しくなく、みんなでやっていけます。オンラインで効果的なアイデアを出すために、たくさんの方法があります。

ハイブリッドイ・ノベーションの本にも、LDJを行うための9ステップの方法が載っています。オンライン会議やハイブリッド環境でのアイデア出しには、課題があるかもしれませんが、チームメンバーが積極的になるようにサポートしましょう。アイディアを生み出すための工夫も、みんなで共有していきましょう。

アイディアを出すときは、まず黙って書いて、それからアイディアを収束させる手順が大事です。ワークショップで、前提状況を決めたり、目的を明確にすることが大切です。名前は書かずに、まず皆で書いたものを見ることで、共通項や方向性が見えてきます。

成果物や成功の基準についても、個々人が書いてから他の人のものを見ることが重要です。ただし、批判や評価ではなく、美術の絵を眺めるように見ることが大切です。納得できるまで何回かやることが大事で、プロジェクトメンバーや役員にも見せて意見をもらうことが役立ちます。組織の状態を理解することも重要です。

みんなが考えすぎて、問題を解決しようとするときに効果的な方法が見つからないことがあります。問題を分解して、一つずつ解決しましょう。重要なのは、最初に問題の本質を見極めることです。アインシュタインの言葉にも、問題を理解するために55分使って、残りの5分でアイディアを出すという考え方があります。これをプロジェクトに適用すると、効果的な解決策が見つかることがあります。話題のAIさんも、問題を整理してくれるので、役立つツールです。

結論

新しい方法を試すことは大切で、歴史の偉人たちの言葉を使うのも効果的です。ハイブリッド環境で良い条件を作り出すことが大事です。このプロジェクトは5月16日まで進行中で、支援や関心が高い方には情報を広げてもらいたいです。英語のものもどんどん伝えていくことが大切です。今日は3番と5番の話をしましたが、他にも興味がある番号があれば教えてください。

最後に、クラファンについて触れておきます。クラファンとは、書籍『Online Innovation: Tools, Techniques, Methods and Rules to Innovate Online』の翻訳出版を目指すために、5月16日までに成立を目指す活動のことです。この書籍は、オンラインイノベーションについての有益な情報を提供するものであり、今後ますます注目されることが予想されます。

ハイブリッドイノベーションに取り組む上で、この書籍が非常に役立つことは間違いありません。クラファンにご支援いただくことで、この書籍の翻訳出版が実現し、オンラインイノベーションに取り組む方々の知識やスキルの向上に役立つことが期待されます。ぜひ、クラファンへのご支援を検討してみてはいかがでしょうか。

今後、ハイブリッドな環境でのイノベーションがますます普及していく中で、これらの知識やスキルを活かして、より効果的なイノベーションに取り組んでいきましょう。

視聴者からの感想(抜粋)

  • 求めすぎない

  • 課題を分解する

  • 問題の本質を見極める

  • 求めすぎ!であったこと

  • 短時間でのアイデア創出

  • これからの人材育成は集合知

  • 時間を切って、黙って書かせる。

  • アイディアを書かせるとき 時・数・黙

  • 黙ってアイデアを出すGroupは、話合うGroupより量も質も勝る

  • 黙ってアイディアだしをすることが重要、無記名でのアイディア出しの重要性

  • ブレストを日をまたいで実施した経験が無かったので、新しい発見でした。紙媒体ではなく非同期ツールのメリットの一つだと思いました。

  • 人の意見を眺めることの大切さ。わかっていても難しいと思いました。

  • 非同期ツール(残す、見る、書き込む、広がる)の有効性。

  • ファシリテーターの役割が想像以上に深かった。

  • 問題の本質の見極めに55分、5分で回答を出す。

  • いろいろ求めすぎない(課題を分解する)

  • 多くを求めすぎ、偉人の話を出す。

  • 収束させる方法が知りたい。

  • アイデア出しの促進方法

  • セッションの進め方

  • 偉人の言葉を出す。


BMIA常務理事 山本伸
シミックホールディングス株式会社CEO Office "We"nnovation Facilitator
多摩大学大学院MBA客員教授
名古屋大学学術研究・産学官連携推進本部客員准教授
FORTHイノベーション・メソッド公認マスター・ファシリテーター & Global Leadership Team
レゴ®シリアスプレイ®メソッドと教材活用トレーニング修了認定ファシリテーター

Business Model Generation(原書)著者であり、当協会のシニアアドバイザーでもあるアレックス・オスターワルダー氏、イヴ・ピニュール両氏、各々の日本初講演をプロデュース。ビジネスモデルキャンバスの本流を知る伝道師であり、医療・ヘルスケア分野における“異業種共創型“イノベーションの専門家。

外資3社15年勤務後、2017年にシミックホールディングス入社。時間外扱残業代無でも集まる異業種社内外1,800名をネットワーク化し、2019年に創業”奨励”賞を獲得し活動が公認化。以来、イノベーティブ人財発掘・育成及び、製薬企業のデジタルヘルス事業開発、異業種企業がヘルスケア分野に参入する際の新規事業創出の支援など。複数のプロジェクトを部門横断で推進中。2021年よりCEO OfficeとConsulting & Navigation Unitを兼務しながら、さらにグループ社員7,700名が学べるリスキリング教育プログラムを開発し、全社向け組織変革デザインを推進中。

監修した書籍「イノベーションの迷路〜ゴールに導く4つのルートと10のステップ」は、翻訳出版クラウドファンディングに成功し2021年1月に発刊。

静岡県生まれ。名古屋大学大学院工学研究科修了(博士)。スイスBasel免疫研究所Research Student、カリフォルニア州立大学サンディエゴ校医学部ポスドクを経てアカデミアから企業人へ転身。外資系3社16年間で研究、技術営業、事業開発など「サイエンス」でビジネスを支援する職務に従事。バイオと医療、そしてアカデミアと産業界、双方での経験から、ヘルスケア領域には多数多層のネットワークを持つ(Facebook4,000名、LinkedIn2,000名)。

人生のミッションは「イノベーションを起こし続ける人財の発掘と組織開発」。達成したいビジョンは、“老若男女誰もが失敗を恐れず「挑戦を続ける」ことが最も賞賛される社会の実現“。ライフワークとして、大学院でのビジネスデザイン教育や、大学のビジネスデザイン、アントレプレナーシップ教育にも積極的に従事している。


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