いのちの言葉

いのちはいつも となりにある
だけど ときどきしんどくなる
今の時代 生きていることもままならぬ
そんな日々が続いている

僕は気の利いた言葉など書けないし
書いたとしても 気休めとしか言われない
だけどそれでも 伝えるべき言葉を
できる限り 発していたいんだ

誰かの心無い言葉に
ずっと踏み出せないでいる
その悲しみをどうすれば
伝えられるだろう 救われるだろう

いのちは限りあるもの
突然 なくなるときがあるもの
だから そんなときこそ
言葉が大事になってくる

自分の身なりの寂しさに
深いため息が出てくる
自分の知識の少なさに
ずっと すみっこに逃げたくなる

それでも
それでも
伝えたい言葉が溢れるのは
嘘のない感情だ

今日を生きていても
明日のことなど分からない
だから 忘れぬように
降りてきた言葉を綴っていく

もし僕が明日
この世界から居なくなったとしても
綴った言葉がある限り
魂となって残るだろう

だが そんなことを言うのは早い
失くしてから早いと言うのは遅い
となりにあるいのちは
いつまでも あたりまえではないのだ

だから 少しずつでも
良くなる方向に生きたい
人を励ますみたいに
僕も生きなければいけない

弱音を吐いても
愚痴をこぼしても
たとえ言葉が宙に舞っても
地に足をつけて

いのちは限りあるもの
言葉もなく去るときがあるもの
だからいのちはいつもとなりにある
ここに生きる人の言葉とともに

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