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TEA ROOM KIKI 無限紅茶感想会2

今日はいつもの幼馴染、もとい彼女(関係が進んでも幼馴染がしっくり来てしまうのは今までの積み重ねによるものだろうか)と、前々から行きたいと二人で言っていた梅田の名所「TEA ROOM KIKI」でお茶会。前回の「The haus This tee」同様、ティーフリーを楽しめる店という事で、今回も様々な紅茶に自分なりの不器用な感想をつけていこうと思う。

食器までオシャレで、見ているだけでも楽しめる。

【1:フレッシュベリー】


最初の一杯目はアイスで来た。比較的空調のある場所を通ったとはいえ暑い中訪れた身に染みる。この紅茶で想起したのは運動部の女子。仲間と共に、懸命に部活動に取り組む青春の香りがした。味も厳しい練習を息切れしつつ楽しんでいるような、そんな10年前に戻ったような味。なお実際のところ私は文化部しか所属経験が無いが。
ちなみに同じものを飲む彼女も感想をくれた。広がる野原と小さな少女だ、と。登場人物が私の想定よりさらに若い。

【2:KIKIオリジナルブレンド】


オリジナルブレンドというと独特のものを想定しがちなところだが、これはかなり王道を征く紅茶だった。個性的なものを沢山見た後にオーソドックスなものを見ると、よりその良さがわかるものだが、これはまさに「普通って良いものでしょ?」と語りかけてくる。

【3:ベルガモットマロン】


香りも味も甘めで、彼女は「飲むお菓子だ」と表現していた。しっかり主張する栗が、この暑い夏に、秋の過ごしやすさ、居心地の良さを思い出させる…。全然そのようなものは使われていないはずなのに、何か紅葉が頭に浮かんできてしまうのだ。

【4:オーガニックセイロン】


この紅茶は私にとっては良い意味で、香りも味も渋かった。飲む時に頭に畑が浮かんできて、畑といえば作物を育てる場所で、出来た作物の方に目が行きがちなのだが、それらを育てる土や農家のような、たゆまぬ努力を具現化した香りと味に感じた。
ここでケーキがやってくる。

【ヴィクトリア サンドウィッチケーキ】

彼女撮影。皿が青いのが羨ましかったのだが、高性能のカメラの持ち主側に行った事でより良い写真が撮れた。


このケーキ、そのままでも非常に美味いのだが、何より凄いと感じたのが、タイプの違う前後どちらの紅茶にも合う事。前回のホットケーキを「存在感の凄いメイド」と表現したのだが、こちらは執事を思わせる。どんな難題も華麗に解決する、熟練の執事

【5:ライチ】

文字通り、ライチ。爽やかな香りとスッキリとした味は、先程まで秋が頭にちらついていた頭を一気に夏に引き戻す。過ごしやすいのも良いが刺激的でハジける楽しい夏を、忘れ去っちゃ勿体ないと言わんばかりに。

【6:フラワリームーン】


名前は花みたいだし彼女の方は花畑みたいと言っていたのだが、何故か私が飲んで感じたのは海。ただでさえ美しい海に潜ってみたらさらに美しい真珠を見つけた、みたいな状況を思い浮かべた。自分で言うのもなんだが、私の脳はなかなか突飛である。

【7:フレンチマスカット】

これまで彼女とは何度も出かけてきたが、関係が進んだ後に出かけるのは今日が初めてになるので、名目上は初デートという事になる。そのおかげもあってか…この紅茶の甘酸っぱい香りと味は、どちらもそれぞれ別ベクトルで不器用な私達の仲の進展を表しているような気がして。駆け引きなど出来るはずも無いのに、互いの空回りがかえって駆け引きっぽくなってるというような…まあ、楽しめれば不格好でも良いのだと、そう思いたい。

結局紅茶の感想らしい感想は前と同様書けていない気がするが、最高の時間を過ごす事が出来た。
これからも二人で色々な場所を楽しみたい。

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