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男としての憧れと、不足しすぎた経験

「童貞くさい」という言葉が私ほど似合う男はいないと、自分で言って恥ずかしくないのかと思われそうだが、そのように思っている。
もうそれなりに歳を重ねているが、経験という経験はしてきていない。かつて女嫌いだったかと言えばそんな事は無いし、そのような欲求が何も無いのかという意見については真っ向から否定させていただきたい。ただシンプルに、段階を踏んでしっかり仲を深めてから同意の上でしなければならないという強い認識と、私自身の極めて恥ずかしがりな性格によりこうなっている。良く言えば理性が強靭で、悪く言えば弩級のヘタレである。

冒頭のように感じる一番の具体例が、どこかスキンシップ(手を繋ぐ、頭を撫でる撫でられる、抱擁あたり)に対する憧れがあるくせに、実のところ隣に座って身体(というより服ぐらいの、そこまで行っていないレベル)が少し触れただけでいっぱいいっぱいという…間違いなくその瞬間はこれ以上無いぐらい幸福なのだが、これではそのうち住居を共にする関係となった時に爆発でもしないか?と思ってしまう。

無さすぎる耐性に、一丁前にある男としての醜い欲望……耐性不足はまあ、自分に限った問題として、醜い欲に振り回されないようにはしたいのだ。無責任で相手を傷付けるような事があってはならない。
ようやく手にしかけた幸福を、一瞬で失いたくない

この手のものに今まで負けた事は一度も無いし、今後も負けるつもりは無い、がこれはいわばトーナメントのようなもので、勝ち越せば良いというものではなく、一敗も出来ないのだ。もとよりこのnoteを始めた理由が「自分に自信が無く、そこを改善したい」の身。そのような男がこの難易度の高い勝負に勝ち続けられるか、たまに不安になってしまうのだ…情けない事に。

最悪私は格好悪くても構わない。それで見捨てられなければ。しかし相手に嫌な思いをさせたくは無いし、相手が嫌がる事をする人間にもなりたくない。
強くなりたい。格好良いところを見せたいとかそういう意味合いではなく、幸せを逃さない為に

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