物語を書くことの難しさ
テーマにもよるが随筆を書くことは、私には難しくない。(一応、元編集者&フリーライターなので……)
伝えたい内容が沢山あると要点を整理して分かりやすい構成にすることに時間がかかるが、自分の興味がある内容であれば大丈夫だ。
1. 何を伝えたいのか?
2. 誰に伝えたいのか?
3. どうしたら伝わるのか?
これらを考えて、書きたいことを箇条書きで羅列し、
・主張は3つまで
・文章が長くなるようなら結論は先
等の文章構成テクニックを使えば書ける。(と自分では思っている)
しかし、物語は難しい。登場人物が10人いれば、性格が全く違う10人分の随筆を書く作業以上の労力がかかる。
随筆を書く場合は自分の性格ひとり分があれば足りるが、小説の場合は残りの登場人物9人分の背景、性格、伝えたい思いを創り出さなければいけない。そしてそれは、物語全体の根幹となるテーマを支えるためのものにする必要がある。
魂を削る量が半端ない。
私が物語を書いていくと、自分が何を伝えたかったのか迷子になるし、エピソードは繋がらないし、主人公の気持ちはブレるし、そもそもこんな話じゃつまらんっ!!!
70点の出来と感じた時点で投稿しようと考えているが、肝心のストーリーが微妙…。違う、私が伝えたいのはこんなことじゃない。この表現では相手に伝わらない。地獄の堂々巡りにキリがない。
こんな状態で本当に私に物語が書けるのだろうか……?
しかし、書くと決めたからには、必ずやり遂げるのだ。
為せば成る
為さねば成らぬ何事も
成らぬは人の為さぬなりけり
(上杉鷹山)
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