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好きなものに囲まれる暮らしをつくる

 数年前に大規模な断捨離を行なって、所有物をかなり減らした。
 別にミニマリストを目指そうというのではない。
 それまでの自分はとにかく物持ちが良過ぎたのか、ものがたくさんあった。
 いざとなると必要なものがすぐに見つけられないという状況になっていた。
 あるときに突然思い立って、徐ろに断捨離を始めたのだ。
 始めてみると捨てるものが次から次へと出て来る。自分で自分に呆れてしまったほどだ。

 仕事をしながらでもあるし、趣味の観劇で出掛けることも多かったので、結局、2年ほどかかった。
 そこで学んだことが多々ある。
 そのなかのひとつが、収納グッズは結局場所だけを取るということだ。
 コンテナや布張りケースなど、折り畳むことのできるものはまだいい。
 問題は籠や木箱、プラスチック製の収納だ。
 籠は経年劣化が激しく傷みやすい。痛んだ部分でケガをすることもある。そう気付いてから、購入することをやめた。
 木箱やプラスチック製のものは中に入れるもののサイズが合わなければ、邪魔になるだけだ。最近では、スタッキングできるものか、入れ子になっているものを選ぶことにしている。

 そうやって、徐々に統一感を持たせながら、自分が本当に好きなものだけに囲まれる暮らしを目指している。
 例えば、写真を載せたムーミントロールの人形だ。
 普段はオブジェとして本棚に飾っているのだが、実はツボ押し人形で、三又になっている足の部分や耳、顎の部分でを使ってマッサージが出来るようになっている。
 木の柔らかさがとても心地良く、しっかりと効いてくれるので重宝している。
 昔は手頃な価格の雑貨で楽しんでいたが、これからは衝動買いを避けて、購入前にしっかりと吟味、自分が心地良いと感じるものだけを手に入れるようにしようと思う。

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