vol.22 hoccoの「桜堤おてせいなりわい市」を、編む〈番外編〉
「編む、ブルースタジオ」vol.20、vol.21ではブルースタジオが手がけるイベントについて取り上げました。
今回はその〈番外編〉として、vol.21で登場した“なりわい賃貸住宅hocco”の春イベント「桜堤おてせいなりわい市」の様子をご紹介します。
“hocco”が竣工してから1年半。
暮らす人、まちの人が一緒となり関係性を育んでいくことで、だんだんと愛着が湧く「居場所」となってきた"hocco"。今回は、桜が舞う春にさまざまな人々の交流がうまれた“hoccoの物語”をお届けします。
ぜひおたのしみください。
“hocco”でうまれた出会いとはじまり
武蔵境駅からバスでおよそ10分のところにある”hocco”にて、今年で2度目となる「桜堤おてせいなりわい市」を開催しました。
桜堤のおてせいのものを集めた市として始まったこのイベントですが、今回は“hocco”に入居されている方々が営むお店に加え、入居者さんのお友達や地域で活動されている方も一緒に“hoccoの仲間”として出店されました。
そんな“hoccoの仲間”の輪は、いつもの些細な日常の中ですこしづつ広がり始めています。
例えば、よく美味しいハーブスパイスカレーを届けてくれているキッチンカーの“scenes tokyo”さん。ほぼ毎週“hocco”に来てくださっているので入居者さんたちとも仲が良く、今回のイベントにも出店していただくことになりました。他にも、入居者さんのお友達で輸入生地を使った素敵な雑貨やアクセサリーを作っている“Nightowl Fabrics”さんなど、“hocco”でうまれた出会いから「一緒にやったら楽しくなりそう!」と、わくわくする気持ちを共有しつながることで今回のイベントが実現しました。
わたしたちも、イベントを訪れる方々だけではなく出店者の方々にも楽しんでもらえるようにと、コミュニケーションを重ね一緒に「居場所」づくりをしていきました。
「桜堤おてせいなりわい市」でうまれたつながり
イベント当日の4月1日午前11:00。お天気にも恵まれ桜がひらひらと舞う桜堤に、早速イベントを楽しみに近所の方や子どもたちが遊びに来てくださいました。
各店舗では「まちの人たちに楽しんでいただけるように」と、さまざまなコンテンツをご用意しました。
“hocco”の入居者さんが営むパンと焼き菓子のお店“l'atelier de nature”さんでは、具沢山のサンドイッチや桜あんぱん、ケークサレなどこだわりがたっぷり詰まったボックスを販売。ピクニック気分に春を愉しむお客さんの姿が印象的です。
本屋の“RIGHT NOW BOOK STAND”さんの軒先には絵本やエッセイなどが個性豊かな本たちが並んでおります。
武蔵野市産の新鮮野菜を販売する“むさしの野菜くらぶ”さんでは、その日の朝採れの旬なお野菜がずらり。
パイとコーヒーのお店“The Pie Hole Los Angeles”さんでは「たくさんの方に喜んで欲しい!」とイベント限定で、お豆たっぷりのトマトスープや、ティラミスやアイス、ナッツが乗った特別なパフェなどもご用意。
“Nightowl Fabrics”さんでは、輸入生地をつかったマグネットやアクセサリーパーツなど、心ときめくものに溢れています。
イベントに参加する人もイベントを目当てに訪れた方々も、ふらっと立ち寄ってくださった方々も、出店する方々も、さまざまな人たちが集い共にたのしい時間を過ごす「桜堤おてせいなりわい市」。
自分の趣味や好きなことを家の中だけではなく、まちに開きお隣さんやご近所さんたちと分かち合う「hocco」の日常が、すこしづつ広がりはじめていることを実感した一日となりました。
これからの“hocco”の「居場所」づくり
私たちブルースタジオは、建築設計事務所として、暮らす「場」をつくり、心地よい「居場所」をつくっています。そのために暮らす人たちと一緒になり、“hocco”の日常をまちに開いたイベントを行なっています。
これから“hocco”でどんなシーンを生み、日常を豊かにしていくことができるのか。さまざまな人たちにとっての「居場所」となれるように、これからも暮らす人・まちの人と共に“hocco”の「居場所」づくりは続いていきます。
今後の“hocco”でのイベントや日常については公式Instagram(@hocco_official)でも発信していきますので、みなさまもぜひおたのしみに。