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家を買う、そもそものお話し

・今、家を買うべき?家を買うタイミングっていつが良いの?

・家を買うために、少し前から気をつけておきたいこと

さて、前号「失敗しない不動産購入とリノベーション②」の最後に、次は
物件探し前半戦 〜気になる物件、見つけた!〜
物件探し後半戦 〜この物件、気に入った!〜
をお届けするとお伝えしておきながら、勝手ながら次号以降にさせていただきました。
noteを通して不動産にまつわる情報や予報を記事にする中で、ふと
マンション価格高騰、建築コスト高騰の中で、
今、家は買い時なのだろうかと、悩まれる方も多いのではないかと思い、
そもそもの部分に触れられたらと思った次第です。


今、家を買うべき? いつ買うべき?

お金の管理、将来の蓄え、保険、税金、年金、お金のことは大切なはずなのに、それを教えてくれる必修科目も、授業も残念ながらありません。
よほどしっかりしている方や、お節介を焼いてくれる親、周囲の大人がいたらラッキーだと思ったほうが良いです。
みなさんお馴染みの家計簿。一度はつけたことがあるのではないでしょうか。
一時的につけるものの途中で挫折、またはもういいやとなる方は多いと思います。
私もその一人です。何事もきっちりよりは、ざっくりした塩梅がちょうど良いのではないかと思いますが、お金の出入りを把握すると、無駄遣いに気が付くのは確かです。
人が生きていくためには、本当にお金がかかりますよね。
住む場所、食べるもの、着るもの、最低限必要になるお金と
旅行、遊び、美容、+αの贅沢となるもの、人によっては勉強、教育など。
例えば分かりやすいのが賃貸の賃料や食費ですが、
賃料8万円を50年払い続けると4800万円になります。
賃貸として毎月出費していることは、仕方ないと感じますし、さほど打撃ではないはずですが、一括で4800万円と思えばちょっとどきりとしますよね。
物件価格が高騰してきたここ数年は特に、今買っていいのかな?と躊躇してしまうこともあるでしょう。

確かに、2023年現時点では建築コストも上昇傾向にあり、不動産価格も高騰のなかで、今買ったら損をするのではないかと思って賃貸にそのまま住み続け、
購入のタイミングを逃し、気づけば10年20年と経過してしまって結果としてマイナスになってしまうこともよくあることです。

家を買うタイミングはいつが良いのか?

今、家を購入していいのか??もう少し待ったほうがいいのか。
家を買うのか、借りるのか論争がありますが、
家に関する関心が高まり、物件のアプリやポータルサイト、フリーの雑誌など
自分で情報収集できる時代になりました。それらを見ればメリット、デメリットを理解し判断できると思います。
私たちの親世代の住宅購入は、住宅ローンの変動金利が5%〜7%の頃もありましたので、ある程度の現金が必要でした。2023年7月現在の金利は、変動金利2.475%から個人によって優遇される金利を引くと、変動金利としては、0.3%〜0.6%の範囲が多い傾向にあります。昔と比べると、とても買いやすくなったことがお分かりになると思います。ただし、
今でも昔のままの感覚でいる親世代の方は、
子供が家を買うことに反対したり、古い物件はやめなさいなど、
親の影響というものも大きくあると思います。
家を買うタイミングは、市況の動向もありますが、個人の状況次第であるということです。

「買いたい欲求」と「買える状況」が重なる時。

一般的に、住宅ローンを組んで家を購入することを考えると、
住宅ローンが組みにくい条件を把握することも一つです。
・勤続年数が1年未満(金融機関によっては、勤続1ヶ月でも組むことも可能)
・健康状態(3年以内の入院やご病気、経過観察など)
・通院履歴や薬の服用の有無(風邪など一時的な服用は問いません)
・5年以内のクレジットカードの支払い遅延、税金の納付遅延など
その他、ご年齢を重ねるとご病気のリスクも上がり、住宅ローンを組むことが
難しくなります。
だからこそ、「家を買いたい」そして「家を買える状態にある」という状況が重なった、「その時」に買うことが最善の買い時と言えます。

最初から「暮らすための家」で利益を上げようと思わず「売る」時を考える

資産性という言葉を気にされて、結果として購入できずにいる方が多いように感じます。もちろん、誰もが不便だと思うような場所や、管理面で不安が残るマンションなど、マイナス要素が多いものであれば、購入前にしっかり調べて検討する必要があります。(もちろん、そもそもそのような物件は調査した上で心配が拭えない物件は、お勧めしません)

何を持っての資産性なのかにもよるかもしれませんが、不動産の短期的な市場の予測、価格の上昇下降、将来の動向を正しく予測することは、非常に困難です。
もし売却時にマイナスになることを恐れているのであれば、物件の価値は、
物件の立地、広さ、などの要素よりも、いつ売るのかに大きな影響を受けます。
将来の売るタイミングをその時の市場に合わせて検討することが大切で、
さらに大切なことは、思いを形にした家づくりを行なったならば、
思い切り楽しく暮らし尽くことこそが、結果として本来の物件に上乗せされた、
魅力・価値になることを、実感しています。

数年後に家を買おうと考えている20代、30代の方へ「健康」と「個人信用」に気を付ける。

健康はもちろんのこと、個人信用も気を付けること、です。
具体的には、クレジットカードの支払い遅れには要注意です。
普通に計画していれば問題ないかもしれませんが、うっかり引き落とせなかったことをそのままにしてしまったり、クレジットカードを複数枚作って把握できていなかったり。把握していないまま、住宅ローンの事前審査を進めて落ちてしまってから初めて気づいた、ということも意外とあることです。
他には、リボ払い、キャッシング、既存のローン、スマートホンの分割払いなど、意外なところで住宅ローンが組めなかったとならないように、今から気をつけて行くことが大切です。

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