ただそれは晴耕雨読

 夜に休日に、窓を開けて聞こえるのは遠くの音と風の音。
 COVID-19のための自粛生活もパターン化してきた。幸い私はこの自粛生活でも収入や住居に大きく影響を受けていない(今だけの話かもしれないが)。外出の機会も減ったが、それも以前とそれほど変わらない。そもそも流行りものには興味が無いし、とりあえず猫と本さえあれば足りてしまう。
 特にイベントごとが無くても寂しいとは思わない。休日も出かけても出かけなくてもいい。月に2回ほど自転車で出かけられれば十分だ。昼休みは読書。ご飯をよく噛みながら愛読書の「月刊住職」を咀嚼する。店舗が早めに閉まってしまうのは不便だが、苦痛には感じていない。
 今の自分が安全圏にいるから言えることだとは分かっている。それでも人間は大きくなり過ぎた。いま一度小さくなるべきではないのだろうか。
 そうやって静かに生きていくのも悪くない。そして地球がもっと静かになればいい。

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