世界は静かな方向に

当たり前が少しずつ替わっていく。だんだん日常の層になる。
今日、職場のハンドドライヤーが停止させられた。ハンドドライヤーがウイルスを飛散させる可能性云々という理由だが、私個人はその可能性については懐疑派だ。それよりも手洗いの仕方の方が影響は大きいだろうと。
私は「不特定多数が利用するトイレ」の清潔を維持する側なので、自然と他人の手の洗い方が気になってしまう。濡れた手にハンドソープをなするだけだったり、洗った後に手を振って滴を飛ばしたり。そもそも洗っていない人間も多数いると思われる。野山ならともかく、ここは公共の空間しかも医療機関だろ、と。
個人的には公共のトイレでハンドドライヤーが使えなくても不自由を感じていない。そもそもハンドドライヤーはある程度手の水は飛ぶが乾きはしない。その中途半端な状態が気持ち悪いので、職場であってもレストランであってもマイハンカチを使用している。ペーパータオルは乾きはするがモッタイナイので使いたくない。
色々なものの電源が切られている。ゴミ箱は白いペラペラしたものでいっぱい。いつかそれが「今の当たり前」になるのだろう。

今日の英語:Trash

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