賢哲に憧れ怖々名乗る

 私の釣りに関する日記のタイトルは「凡慮」で開始されている。これにはみっつの意図がある。
 ひとつは一目で釣りの日記であると分かるようにすること。爬虫類関連であれば「レプタイトルテ」 、猫関連であれば「ネコーヒー」。こうやってシリーズ化しておけば過去の日記を参照しやすくなり前後の変化も把握しやすい。
 ひとつは浅薄にも先達なく釣りを始めた私自身のことを表現したかった。畏れ多くも欲を言えば『どくとるマンボウ』や『狐狸庵先生』など、自分のことを第三者的に表現したかったのだ。実はかつてのテキストサイト時代の日記でも自身を指す言葉(当時は雅号の概念を知らなかった)を持っていたのだが、あまりに稚拙で布団に顔を埋めて叫びたい代物のため封印している。
 もうひとつはタイトルを一々考えるのが面倒ということ。いつもタイトルを決める際は、シンプルに単語ひとつで言い表す自信がなく、結局オリジナリティに欲をかき冗長なものになってしまう。しかもその選考作業に時間も労力もかかる。なので「釣り」は「凡慮」に統一してしまえばその作業は省くことができる。
 明後日は休日で雨も振らぬ模様。仕掛けはどれを準備しようか。


今日の英語:Pen name

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