自分の才能の見つけ方、伸ばし方が学べます

「凡人が天才に勝つ方法」つんく 東洋経済新報社



日頃、高校生に接している私は、生徒たちの才能の見つけ方、生かし方に興味があり、参考になる本を探しています。

また、自分自身も還暦を過ぎても眠っている才能?を探して伸ばしたいと思っています。

そこで出会ったのが、音楽家、プロデューサーで活躍する「つんく」が「才能」について語ったこの本です。


読みやすいように工夫されていて、色で強調したり、見やすいレイアウトになっていたりします。読書が苦手な人にもお勧めです。


私の心に響いた一節をいくつか紹介します。


「自分は天才なんかじゃなく凡人である」と認めること

夢を見ることと「自分が天才だ」と思い込むことはまったく違う

そのうえで、自分の能力を高めていくのが「努力」である


「好き」の要素・要因を徹底的に自己分析し、自分なりのアイデアをプラスして、オリジナルに変えていくことが重要です


「中2のころ、好きだったもの」を思い出すと、自分の原点が見つかるかもしれない


上達したければ「反復練習」あるのみ


アイドルやミュージシャンといった芸能活動だけでなく、一般の仕事にも生かせる内容がわかりやすく書かれています。

よくある成功者の本で、俺のやったとおりにすればあなたも成功できるといった、とんでもない内容とはまったく異なります。

ひとことで言うと、つんくは「努力の人」、その努力の仕方を教えてくれる内容となっています。


気になった人は、つんくのnoteにこの本の紹介が載っているので、目を通してみるといいかもしれません。


おまけ

米津玄師さんについて触れられた箇所が三カ所あります。

米津さんが「KICK BACK」でモーニング娘。の歌詞を引用したことを紹介し、「うれしいですね」と書いています。

稀代の名プロデューサーと「天才」の出会いが、今後何かに繋がっていくのか楽しみですね。

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