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私が好きな理由[1] ペンキ塗り

自分が「やる気」を必要とせずに出来るもので、やれば人より上手くできるものを「才能」と言うらしい。

私にとって、ペンキ塗りは「人より上手くできる」とは言い難いけれど(養生するのが嫌いでやらないので、あちこちにボタボタ垂れる)、「やる気」は全く必要とせず、寒空の中のフェンスだとか、家の壁だとか、時間を見つけてはペンキ塗りをしている。

自分が「好き」と思うものには、根底につながるものはあるのだろうか?とふと思い、好きな物について、その理由を考えてみたいと思う。

第1回目は「ペンキ塗り」。

私が好きな物の特徴として、「結果がすぐに出る」というのがあると思う。

ペンキ塗りは、確実に塗ったところと塗ってないところに差がある。

手を動かせば動かすほど進んでいくのが楽しい。

塗り終わった後、空間が変わったみたいになって、その状態が持続するのもうれしい。

自分が手を動かして生じた結果が長く保たれるのが好きなんだと思う。

料理は大嫌いで、それは作る手間の割には食べるのが一瞬で、なくなってしまうせいだと思う。

「料理する」っていうのは創造する喜びというよりも、毎日嫌でもやらなくてはいけない「歯磨き」みたいな感じ。

料理が好きな人の中には、「一緒に食べる人が喜んでくれる姿を見るのが好き」とかあるかもしれないけれど、私の場合はそれがない。

ペンキ塗りをして、誰も喜びを共感してくれなくても、自分が満足すればそれで良し。

油性ペンキよりも、珪藻土よりも、水性ペンキの方が好き。

はみ出したらタオルでササっとぬぐえるし、ペンキが固まってきたら水で溶かせるという手軽さが良い。

以上の事から、私の「ペンキ塗り」からわかる嗜好はこうだ。

・ やればやるだけ結果が出ること
・ 結果の出た状態が長続きすること
・ 手軽であること
・ 他人からの評価は関係なく、自己満足でOK

さて、他の「好きなモノ」と根っこでつながるものがあるのかどうか…。

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