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大勢で生きたい

3月に終わってしまったプロジェクトで一緒に働いていた別の支店で働くメンバーが会社を辞めることを知りました。

50台半ばで20年以上務めた仕事を辞めることを選んだのだから、相当な覚悟だと思います。

以前から職場の人間関係で問題がある事は聞いていたので、引き留めることもできません(地理的に遠く離れているし、今は私達の支店が別会社になってしまったので無責任なこと言えないし。)

上司が「彼女が辞めたら続く人が出そうで心配」とか「彼女が辞めたら怒るお客様もいるのでは」と言っていて、また私はぐちゃぐちゃと考え始めました。

彼女は人の為に生きたい人で、世話焼きで、言葉は強い事を言っていても弱くて、義理と人情と、とにかく人間味にあふれた人です。

私と上司が彼女のいる支店に出張に行った時も、お客様のお店やお客様の息子さんのお店など「身内」のお店に連れて行ってくれて、私と比べると「自分」の範囲がすごく広く感じます。

彼女が人の為に生きるのと同じくらい、彼女が困っている時は、助けたいと思う仲間がいる。

彼女は1人で生きているのではなくて、大勢で生きているんだと思いました。

私は以前にも書きましたが、基本1人です。

1人でいるのは好きなんですが、大勢で支え合って生きるのと比べるとハードモードなんじゃないかと思います。

「自立とは自分1人の足で立つことではなくて、依存先を増やすこと」というのを聞いたことがあります。

若い頃から「自立したい」と思って、自分の足を太く強くすることを頑張って来たけれど、人生後半は方向転換した方がいいのかなと思います。

人を大切に。出逢いを大切に(あぁ、でも、まずは人見知りを克服して人との距離を詰められるようにならないと…。)


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