【若手管理職を目指す方へ】一つ上の役職の仕事を意識するとあなたは成長する
よく「一つ上の役職の仕事を意識して仕事をすると成長する」と言われるが具体的にどのようなアクションを取ればよいのだろうか。
今回は管理職の一歩手前の人が管理職を意識して仕事をするためのポイントをまとめてみました。
依頼された仕事の意味を深堀りする
あなたに上司から仕事が依頼されてきたときに、成果物として何を作るのか説明を聞くとは思います。しかし、さらに踏み込んで「なぜこの仕事をやることが必要なのか」を考えることが重要です。
例えば、今期の予算状況をまとめる依頼が来たとします。
【一般的な担当者として考えた場合】
今までの売り上げ実績や毎年の販売予定などの必要なデータをまとめて昨期はいくら今期はいくらなどの資料をまとめるだけで仕事が完成すると考えます。担当者としては本来これでも十分です。
【上司の立場で考えた場合】
予算状況から「今後の活動計画」を提示することが「上司が経営層から求められている」と考えます。そうなると部下であるあなたの仕事は、
・売り上げを計上している現場の意見を聞く
・マーケット情報を調査して分析する
などをまとめた行動計画の参考になるデータも併せて作成します。
このように上司の立場で考えた資料を提供できることが一つ上を意識して考えた結果の仕事となるのです。
周囲との関わり方を考える
一つ上の役職を考えると、広い範囲を管理することになります。したがって周囲のメンバーの特徴や仕事内容なども観察し、関わり方を考えていくことが重要です。
まず、周囲をよく見ていくと、今まで影響ないと思ったメンバーでも間接的に自分の仕事とお互いに影響があることがわかってきます。
そうなると「横断的な活動」という形で情報交換をメンバー同士で行う必要性にきがつきます。自分のチーム内だけでなく適切な横の連携を自ら推進することができれば、上司の統括する範囲の組織が結果として、強固な組織となるのです。それが、一つ上を意識して考えた結果の行動となります。多くの人と情報交換すると直近の自分の仕事にも役立つのは言うまでもありませんね。
まとめ
会社での個人目標には「業績」と「行動」がよく評価対象となります。最初の「仕事の意味を深堀する」のが業績、「周囲との関わりを考える」のが「行動」にあたります。これらで高い評価を得られることが管理職への道を開きますのでぜひ実践してみてください。
私が中学生の時見た漫画のセリフで「見栄を張るのはよいことだ。大きすぎる服でもいずれ似合うようになる」というものがあって今でも覚えています。つまり、一つ上の役職を意識して仕事をすれば、それが似合うような自分になれるという事だと解釈してます。皆さんが、一つ上の役職の仕事が自分に似合うようになるのにこのnoteが少しでも役に立てば幸いです。
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